名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/06/29 - の記事

本日の名台詞

「ルリス、僕は君のことが好きだ。君が子供っぽい見た目をしていても、そんなことは関係なくって、つまり……」
「僕はルリスの全てが好きだ。綺麗に澄み渡った心が好きだ。可愛らしい顔が好きだ。聞いててうきうきするような声が好きだ。雷が嫌いだけど、ちょっと誤解することもあるけど、何でも一生懸命に勉強しようとするところが好きだ。お化け屋敷で励ましてくれた優しさが好きだ。
 君の瞳も、まつげも、長い髪も、鼻も耳も、唇も繊細な指も……、小さなお尻も、細い足も、足の指の爪の先に至るまで全部全部全部。
 僕は君の全てが好きだ。色々なものが作り出す、ルリス、君という人が好きだ。外見も中身もいい所も悪い所も、全部全部ひっくるめて君が好きなんだ。ルリス、だから、僕と……」
「ずっと一緒に居て欲しい……」


タイトル:小学星のプリンセス(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :もちづきのぞむ:餅月望
絵師  :bb
デザイン:?
編集  :?
キャラ :守本貢 (285 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

小学生からやってきたプリンセスとそうは知らずに親友になり、5年後再会した時には彼女は5年前の外見そのままだった……
一見するとどうしても「ロリコン」という単語がちらつきますが、むしろ純愛。イロモノではなく、ラブコメと言うよりも純愛な物語。

それでは台詞解説。
台詞そのものについては解説不要かと。かなりクライマックスでの台詞なので、正直公開するかどうか迷いました。
しかし、イロモノではなく純愛である……言わば好きになった子の外見が結果的に幼いままだった……とでも言うべき物語であるのを、どう簡潔に伝えるか考えるとこの台詞はオープンにすべきであると判断しました。