名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/07/09 - の記事

本日の名台詞

「……、戦えって、言ってんのよ――――ッ!!」


タイトル:とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉(小説:電撃文庫)
作者  :かまちかずま:鎌池和馬
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :御坂美琴 (194 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

御坂美琴が、たぶん上条に本格的にすっ転んだ原因となる顛末での記念碑的な?一言。
PVが出た記念になんとなく。

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 窓の向こうは夏の色

タイトル:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 窓の向こうは夏の色(小説:コバルト文庫)
作者  :あおきゆうこ:青木祐子
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?

そこのドレスを着ると恋が叶う、と噂される仕立屋『薔薇色』の女主人であり針子である少女・クリスと、大貴族の長男シャーロックの身分違いの恋模様を描いた物語。
クリスに限らず、恋に悩む男女の細かい心情を描き出しているのが特徴です。
今回は短編集なので、シャーロックの過去話とかいろいろ。
クリスの手にはめられた指貫を指輪と勘違いして、動揺しまくるシャーロックさんは本当に打たれ弱いですねえ。

ヴィクトリア王朝期のイギリスを舞台としているために、身分制度というものが深く根を下ろしてます。
だから身分の差によって夢やぶれる恋もかなりあり、そういった女の情念が伝わってくるかのようでその辺がポイント。
コーネリアの母であるドロシアの結婚の経緯なんかは相当すごかったです。なんという愛憎劇。

身代わり伯爵の脱走

タイトル:身代わり伯爵の脱走(小説:角川ビーンズ文庫)
作者  :せいけすえもり:清家未森
絵師  :ねぎしきょうこ
デザイン:?
編集  :?

ごく普通のパン屋の娘ミレーユが、実は伯爵家の血縁で、しかも兄と瓜二つだったことから身代わりを務める羽目に。
入れ替わっても中身は一応女の子なので、いろいろと問題が勃発! というコメディメインの男装ものです。
毎度爆笑しながら読んでますが、この巻では今まで謎だったいくつもの出来事の真相が明かされたり、ややシリアス度が高め。