名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

08/08/11 - の記事

本日の名台詞

「『好き』って、つらい――よね?」
「え? ……あ、ああ……うん」
「『きらい』は、楽なんだけど。離れればいいだけだから。『好き』は、つらいよ。距離はゼロより小さくならないもんね。どうしていいのか、わからない」
「距離が……ゼロ?」
「そう。だって、お互いに大事なことなんにも言わないで――気持ちも全然伝わってないのに、最初からずうっとそばにいて。だから。
だから、それ以上近づけなくて、どうしようもなくて、つらい」


タイトル:さよならピアノソナタ 3(小説:電撃文庫)
作者  :すぎいひかる:杉井光
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?
キャラ :千晶&直巳 (255 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

音楽が分からない人間でも、音楽の威力について想像することの出来るそんな青春小説です。

それでは台詞解説。
近い場所にいるはずの真冬と直巳がすれ違いを繰り返していることに言及したもの。言及している千晶自身が、気づいてもらえないけど直巳に恋しているだけにこの台詞はかなりの重さを持ってます。

まい・いまじね~しょん (電撃文庫 て 4-1)

タイトル:まい・いまじね~しょん (電撃文庫 て 4-1)(小説:電撃文庫)
作者  :電撃文庫記念企画
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

著/うえお久光・時雨沢恵一・上月司・有川浩・中村恵里加・五十嵐雄策・有沢まみず・柴村仁・古橋秀之・岩田洋季・成田良悟
イラスト/西E田・むにゅう・京極しん・三日月かける・さそりがため・山本ケイジ・田上俊介

電撃文庫創刊15周年を記念して、「電撃hp」誌上に掲載され、大好評を博したコラボ企画を、8・9・10月の三ヶ月連続で刊行。
 第一弾「まい・いまじね~しょん」は、西E田の描いた一枚のイラストから、電撃作家11人がそれぞれの物語を紡ぎ出す、夢の競演が。イラストでのコラボもあり。

さすが、各自の個性がよく出た作品が出来上がってます。以下すごーく簡単に紹介。

森口織人の陰陽道

タイトル:森口織人の陰陽道(小説:電撃文庫)
作者  :おかゆまさき
絵師  :とりしも
デザイン:?
編集  :?

おかゆまさきは伊達じゃない!ことが証明された(笑)渾身の新シリーズ。
なにこの被害エロ妄想だだもれ少女>褒め言葉

そもそも巻頭の挿絵が卑怯すぎ(笑)

遥奈原初雪。
陰陽師として修行を積んだ少女で、その霊力は自らの妄想力が起源。
その被害妄想は留まるところを知らず! そしてその妄想は彼女の手を通じて他人にもだだ漏れになってしまうけれど、特別な手袋を使うことで防御されていた……んですが。
今ここに、その防御を超えて妄想ビジョンが見えてしまう少年が!
その少年・森口織人と初雪の陰陽道アクションを通じたラブコメストーリーです。