名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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09/05/14 - の記事

本日の名台詞

「できればベッドで震えていたい。行くも戻るもままならず、全てを夢だと信じ込んで震えていたい。だが、お前が死ねばきっと私は路頭に迷い、まずベルトらが、次いで私が行くことになるだろうね」
「あのジョンズ商会に。私なら、きっといい稼ぎが出るだろう」
「なら、前に進むしかない。それに、私は知っている」
『なにを……でございますか?』
「何ものも信じない商人が、心の安らぎすら金に換えるような商人たちが、利益の先に期待していることを」
「心安らかに暮らせるなにかがそこに待っているのなら、私はそれを追いかけよう」


タイトル:狼と香辛料 11(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?
キャラ :フルール・ボラン&オーラー (280 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

狼と香辛料短編集。ホロとロレンスのエピソードもありますが、それはおいといて……エーブがまだフルールと名乗っていた頃の話。
あんな海千山千の女商人でもやっぱり駆け出しの時代はあるんですよね。

それでは台詞解説。
ギリギリまで追い詰められたフルールが、ある重要な決断を下した時のこと。ここが分水嶺だったのだと思うと感慨深いものが。

狼と香辛料 11

タイトル:狼と香辛料 11(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

今回は短編集。
ホロとロレンスのいちゃいちゃ旅道中と、あの恐ろしいまでの冴えを見せる女商人エーブの若き日を描いたもの。

二人のじゃれ合いは、もはや『夫婦喧嘩は犬も食わない』領域に突入してますのでもうなんでもいいや。
やっぱり目玉はエーブですよエーブ。

らでぃかる☆ぷりんせす! せかんど

タイトル:らでぃかる☆ぷりんせす! せかんど(小説:電撃文庫)
作者  :?
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

宇宙最強の軍事国家クレメンツのお姫様・モニカの婚約者にされてしまった少年・柳楽淳。モニカの特殊体質や自称ライバルなど、次から次に騒動が舞い込んで右往左往させられるシチュエーション&ラブコメ。エロコメというほどではないですが、いろいろお約束な展開もあります。

ぶっちゃけベタベタですが、キャラは立ってるので勢いに任せてそのまま突っ走っていくうちに1巻が終わっているという感じです。
刀使い同士で相手のセパレート水着の上下のヒモを切る戦いとか、ちくしょうなんてあざといんだ!>むろん褒めてます。