名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
　

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狼と香辛料 11

投稿者： tonbo 投稿日時： 木曜, 2009/05/14 - 22:41
狼と香辛料 11
→honto、→amazon
タイトル：狼と香辛料 11（小説：電撃文庫）
作者　　：はせくらいすな：支倉凍砂
絵師　　：あやくらじゅう：文倉十
デザイン：？
編集　　：？
作者直営サイト：すぱイしー　ているず
絵師直営サイト：ハイノハナ　／絵師twitter
特記事項なし

今回は短編集。
ホロとロレンスのいちゃいちゃ旅道中と、あの恐ろしいまでの冴えを見せる女商人エーブの若き日を描いたもの。

二人のじゃれ合いは、もはや『夫婦喧嘩は犬も食わない』領域に突入してますのでもうなんでもいいや。
やっぱり目玉はエーブですよエーブ。

ちなみにまだ没落直後ということで、フルールを名乗ってます。
こんな可愛い時代もあったんですねえ……
それがどこであんな危ういまでに利益を追い求める商人になっていったのか、そのきっかけとなるエピソードですね。
特にラスト付近の展開は目を離せないものが。鬼気迫る、とでも言うんでしょうか？

そういう組み合わせはないだろう、と思いつつもロレンスとエーブの夫婦商人を妄想してしまうのでありました。

この作品の名台詞

「できればベッドで震えていたい。行くも戻るもままならず、全てを夢だと信じ込んで震えていたい。だが、お前が死ねばきっと私は路頭に迷い、まずベルトらが、次いで私が行くことになるだろうね」
「あのジョンズ商会に。私なら、きっといい稼ぎが出るだろう」
「なら、前に進むしかない。それに、私は知っている」
『なにを……でございますか？』
「何ものも信じない商人が、心の安らぎすら金に換えるような商人たちが、利益の先に期待していることを」
「心安らかに暮らせるなにかがそこに待っているのなら、私はそれを追いかけよう」

→解説

シリーズ一覧

『狼と香辛料』
『狼と香辛料 (2)』
『狼と香辛料 (3)』
『狼と香辛料 (4)』
『狼と香辛料 5』
『狼と香辛料 6』
『狼と香辛料 (7)』
『狼と香辛料 1 (1) (電撃コミックス)』
『狼と香辛料1<限定パック>(初回限定生産)　アニメ』
『狼と香辛料2<限定パック>(初回限定生産)　アニメ』
『狼と香辛料 8』
『狼と香辛料3<限定パック>(初回限定生産)　アニメ』
『狼と香辛料4<限定パック>(初回限定生産)　アニメ』
『狼と香辛料5<限定パック>(初回限定生産)　アニメ』
『狼と香辛料6<限定パック>(初回限定生産)　アニメ』
『狼と香辛料 9』
『狼と香辛料 (10)』
『狼と香辛料 狼と金の麦穂 DVD付ビジュアルノベル』
『狼と香辛料 12』
『狼と香辛料 13』
『狼と香辛料 14』
『狼と香辛料XV 太陽の金貨＜上＞』
『狼と香辛料 16』
『狼と香辛料 17』

作品一覧

『狼と香辛料』
『狼と香辛料 (2)』
『狼と香辛料 (3)』
『狼と香辛料 (4)』
『狼と香辛料 5』
『狼と香辛料 6』
『狼と香辛料 (7)』
『狼と香辛料 8』
『狼と香辛料 9』
『狼と香辛料 (10)』
『狼と香辛料 狼と金の麦穂 DVD付ビジュアルノベル』
『狼と香辛料 12』
『狼と香辛料 13』
『狼と香辛料 14』
『狼と香辛料XV 太陽の金貨＜上＞』
『狼と香辛料 16』
『狼と香辛料 17』
『マグダラで眠れ』
『マグダラで眠れII』

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