名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

日付

10/09/27 - の記事

本日の名台詞

「私たちには人を殺す機会が何回もあったよ。
ラビッツは私立戦車隊だ。昔は野良戦車だけじゃなくて、頻繁に野盗とも戦ってきた。商人のキャラバンに護衛を頼まれることも多かった。けれども、私たちは首なしラビッツの名にかけて、絶対に人間を殺したりはしなかった!」
「奪った首が一つもない……」
「大正解だよ、ニーナ!
相手が悪意で攻めるなら、こちらは善意で反撃しよう。憎しみによる暴力がはびこっているのなら、正しい力の使い方を教えてやろう。首なしラビッツというチームはね、戦時中にはあり得なかった正義の味方なのさっ!」


タイトル:ニーナとうさぎと魔法の戦車(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :うづきりゅうのすけ:兎月竜之介
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ドロシー (251 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

村から逃げ出した少女ニーナは、私立戦車隊のラビッツに拾われ、砲手を務めることに……。
おすすめ作品です。

それでは台詞解説。
ニーナが復讐心に染まり、相手を殺すことしか頭になくなった時、ラビッツのリーダーであるドロシーが静かに諭します。本当はもっと長いんですが、長くなりすぎるので短めに紹介しておきます。

ぐいぐいジョーはもういない

タイトル:ぐいぐいジョーはもういない(小説:講談社BOX)
作者  :かんばかおる:樺薫
絵師  :mot
デザイン:?
編集  :?

九回二死、完全試合まであと一人。
この物語は、いきなりこんな場面からはじまる女子野球小説です。

いやもう、超燃える!
野球以外のシーンは最低限しか出てきません。妙な絡め手は無用!とばかり、これでもかこれでもかと言わんばかりにひたすら野球シーンが続きます。
ここまでまっすぐなスポーツものはそうは読めません。
私がスポ根ものが好きというのもありますが、赤枠おおすすめです!

ニーナとうさぎと魔法の戦車

タイトル:ニーナとうさぎと魔法の戦車(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :うづきりゅうのすけ:兎月竜之介
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?

第9回スーパーダッシュ小説新人賞<大賞>受賞作。

魔導戦車による戦いが熱い!
戦争で使われた新型兵器の影響で、魔導戦車が狂い野良戦車として人々を脅かす存在になってしまった、そんな世界での物語。
奴隷のような扱いに耐えかねて村から逃げ出した少女・ニーナを待つものは?
おもしろかったです。おすすめ。