名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

09/10/29 - の記事

本日の名台詞

「……あなたのこと」
「あ、俺の名前は」「どうでもいいわ。話の腰折らないで」
「はい」
「で、あなたのこと。全く好きではないけれど」
「嫌いでもないとか?」
「腰折名人の称号を与えてあげるから黙りやがれ。今ね、わたしは下らない話をしようとして不快なの早く終わらせたいの。ご協力願えるかしら?」
「はぁ」
「好きじゃないけど、付き合ってもいいわ」


タイトル:僕の小規模な奇跡 (単行本)(小説:アスキー・メディアワークス)
作者  :いるまひとま:入間人間
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :彼女(名前不明) (74 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

入間人間プレゼンツの青春小説なんですが……
読みやすくだけで、青春模様の素晴らしさがすごい勢いで上昇。
まあ、なんといってもヒロインのあまりのひたぎっぽさに感動してしまったわけですが<言行不一致的な意味で

さて、それでは台詞解説。
まあいろいろあって、ものすごく邪険に扱われたにも関わらず、なぜか告白okという流れなのですが……よーく台詞を見てください。

僕の小規模な奇跡 (単行本)

タイトル:僕の小規模な奇跡 (単行本)(小説:アスキー・メディアワークス)
作者  :いるまひとま:入間人間
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

作品そのものが個人的に超ストライクだったのもありますが、なによりヒロインがまるで「化物語」の戦場ヶ原ひたぎを見ているかのようだったので(言動と心境が不一致なところが、ね)、赤枠おすすめで。いやー、おもしろかった。

入間人間作品ということで、読みにくいだろうと思って警戒している方はご安心を。
むしろ既存のどの入間作品よりも遙かに読みやすく、そして素敵な青春小説でした!
図書館において、「おすすめの恋愛小説!」とかポップをつけて置いておきたいくらいですね。
ハードカバーで、一般小説を意識した書き方になっている……はずですが、そもそもの作風が異能力ひとつ出てこない青春模様を描いているために、作者のファンにとっても違和感はゼロ。

読みかけは短編小説集かな?と思ったんですが、読み進めるにつれて全く別の物語を紡いでいたように見えた各登場人物の間がやがて繋がっていきます。

2009年11月 の新刊情報 角川スニーカー文庫

なにかと話題になっていた、学園小説大賞の大賞受賞者がついに登場です!

ガジェット 2. 終末時間 PLATINUM GIRL 九重一木
バスカッシュ! Vоl.2 ノー・リミット 小太刀右京 原作:河森正治、ロマン・トサ、サテライト
レンズと悪魔 XII 魔神解放 六塚光
ガンダム00 セカンドシーズン (4) アニュー・リターン 木村暢 原作:矢立肇、富野由悠季

記憶の森のエリス ブラコン×記憶力ゼロ→大迷走

タイトル:記憶の森のエリス ブラコン×記憶力ゼロ→大迷走(小説:スニーカー文庫)
作者  :ななせがわなつよし:七瀬川夏吉
絵師  :こぶいち
デザイン:?
編集  :?

第11回スニーカー大賞<奨励賞>受賞作。

ガジェット 2. 終末時間 PLATINUM GIRL

タイトル:ガジェット 2. 終末時間 PLATINUM GIRL(小説:スニーカー文庫)
作者  :ここのえいちき:九重一木
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)