名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

放課後の魔術師 5 スパイラル・メッセージ

タイトル:放課後の魔術師 5 スパイラル・メッセージ(小説:スニーカー文庫)
作者  :つちやつかさ:土屋つかさ
絵師  :ふゆの春秋
デザイン:?
編集  :?

スニーカーの新シリーズを先に読むはずが、気が付いたら遙のメイド服にホイホイ釣られて手に取ってました(爆)
(ちなみに、「先」の変換候補がなぜか「saki」が一番上なのはなんでなんだぜ?)

本編がおもしろいのはもちろんですが、この本読んでるとボードゲームとかやりたくなるんですよね。まさに私はこの作品がきっかけでボドゲの世界に首を突っ込みました。作中出てくるいくつかのボドゲやカードゲームは実際にやったことがあるんで、思わずニヤリ。

現代が舞台の魔法もの。論理魔術師という名称でも想像がつくかと思いますが、魔法といえど体系的な理論に基づいて発動していく形になっていて、単なるパワーゲームではなく『いかに効果的に使っていくか』という知恵比べ的な要素があります。
複数視点から物事を綴っていき、とあるキャラの暗躍が見えたり。

同い年だけど、先生と生徒という立ち位置もおもしろいですね。主役の遥は、先生が好きで、割と積極的に行動してるんだけどあまり媚びた部分がないので好感が持てます。さらに、先生である安芸の方は、基本的に恋愛全般にはかなり鈍感ですが、だんだん遥と距離が近くなっているのが実感できるので二人の恋路を応援したくなります。

なんか、遥の才能?はかなり桁違いっぽいんですが、さてはて続きが気になるところです。


この作品の名台詞

「でも、一つだけ忘れないで下さい」
「……なにを?」
「大人が、何をしようと、それはそちらの自由です。しかし、あなた方の思惑が、我々生徒の学園生活を脅かす可能性がある場合、我々は実力を以てそれを排除します」

「ただの人間を舐めるなよ? 秋津先生」

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