名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

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09/03/21 - の記事

本日の名台詞

「昨日まで、君は僕の、誰よりも大事な人だったけど――」
「――今日の僕にとって大事な人は、ひとりしかいない」


タイトル:タイム・スコップ!(小説:一迅社文庫)
作者  :すがぬませいや:菅沼誠也
絵師  :玉岡かがり
デザイン:?
編集  :?
キャラ :石垣島わたる (194 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

スコップ使ってタイムトラベル!
意外にも(失礼!)おすすめな一作。

それでは台詞解説。
これ、一見ヒロインの事を大事に思っているわたるの台詞というふうにとれますが、実は歴史改編という要素が絡んでいるために、かなり意味の深い台詞になっています。大事な人はここにはいない。

タイム・スコップ!

タイトル:タイム・スコップ!(小説:一迅社文庫)
作者  :すがぬませいや:菅沼誠也
絵師  :玉岡かがり
デザイン:?
編集  :?

特に期待せず読み始めたら、まさかの良作でした。

スコップを使ってタイムトラベルする少女・「ガテン系タイムトラベラー」という変な属性。
いきなりプロローグで、主人公の少女がタイムトラベルから出た場所が悪く、某チョビ髭の独裁者を転落死させて盛大に歴史改変が起こってしまうという衝撃のスタート。
いやはやなんでも読んでみるもんですね。こういうのを紹介できてこそ、うちの存在意義もいくらかはあるというものです。

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!

タイトル:ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック!(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :あらいてる:新井輝
絵師  :さっち
デザイン:?
編集  :?

とうとうROOMシリーズも完結です。……たぶん一緒に富士ミスの歴史も。
終わってみれば、影が薄いとばかり思っていた千夜子が、実は『聖母マリア』のごとき器の大きいすごい女の子であることが発覚し、反対に最初から駄目人間な健一は、さらに心底どうしようもない腐れ外道のトンチチ野郎だというオチがつきました。
ともあれ、シリーズ完結お疲れ様でした!