名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「俺はガキのころさ……お袋ってのは、絶対に風邪をひかねえもんだと思ってたんだ」
「お袋が風邪引いて辛そうにしてるところなんて、一度だって見たことなかったからよ。でもさ、そんなわきゃねえんだよな……きっと風邪なんざ何度も引いてたろうし、きつい日だってあったに決まってる。……そんでも、どんだけ辛かろうと、お袋はいつだって俺の前では、元気一杯のクソババアだったよ。……俺、今なら、お袋の気持ちが分かるぜ。……げほっ……何が言いたいかっつーとだな……」
「俺は、おまえにそんな似合わないツラされるのが嫌なんだ。だから、格好付けさせろよ――この程度のハンデなんざ、クソみてえなもんだぜ。てめえに心配されなくても、きっちり学年トップとってやんよ。絶対だ、約束する」


タイトル:十三番目のアリス (3)(小説:電撃文庫)
作者  :ふしみつかさ:伏見つかさ
絵師  :シコルスキー
デザイン:?
編集  :?
キャラ :桐山誠人 (71 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

とあるもの(名前忘れちゃいました(汗 )を埋め込むことで人であって人でない、殺戮人形としての能力を得ながらも組織からは外れ普通の?ツンデレお嬢さまとしての暮らしを送るアリスと幼馴染みの少年の学園ラブコメ&バトルもの。

それではさっそく台詞解説。
怜奈の勉強を忙しい中ずっと見ていたオーバーワークが祟ってテスト直前に風邪を引いてしまった誠人。自分のせいだと落ち込む怜奈を前にして、誠人の漢っぷりが炸裂です。ていうかこの台詞の気持ち分かるなあ。同じようなこと小さい時感じてた人は少なくないはず。