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雨の日のアイリス

タイトル:雨の日のアイリス(小説:電撃文庫)
作者  :まつやまたけし:松山剛
絵師  :ヒラサト
デザイン:?
編集  :?

第17回電撃小説大賞4次選考作。

趣味ど真ん中な知性あるロボットの話。泣けた。
ほんとは普通におすすめなのかもしれないけど、知性のあるロボットの話には目がないので、赤枠おすすめしときます。

ロボット研究者・アンヴレラ博士のもとで、日々愛され暮らしていた家庭用ロボットの精神回路に残された記録。

できれば後は余計な知識など入れず読んでほしいところ。ロボットスキーならまず外さないし、おとぎ話系が好きな人にもたぶんこの手の物語は気に入ってもらえると思います。

ネタバレは避けた方がいいと思うので、あまりつっこんだことには言及しませんが、物語のプロローグがなぜいきなり「ロボットの残骸の精神回路に残された記録」などという、思わず「え?」と思うような出だしで始まるのか、読めば明らかに。

先の読めないジェットコースターストーリーもいいですが、こういう心の暖かくなる物語もまたいいものですね。


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