名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ふ、ざけるな」
「ふざけるな。どうして、どうして、いつもこうなんだ!」
「いつもこうだ。いつも、いつも、みんながあたしに、殺せ殺せと責め立てる!」
「殺さないのが、そんなに悪いか! 死ぬのがそんなに良いことか! なんで、なんでいっつもいっつもこうなんだ!」
「あたしは、殺したくない。誰も死なせたくない。なのにみんな死にたがる。なんでだ!」


タイトル:戦う司書と荒縄の姫君(小説:スーパーダッシュ文庫)
作者  :やまがたいしお:山形石雄
絵師  :前嶋重機
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ノロティ=マルチェ (196 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

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この巻は異様な盛り上がりっぷりで、実は完結編なんだとあとがきをみるまで固く信じてました(笑)それくらいいい出来です。

さてそれでは台詞解説。
こういう「誰も死なせたくない」という理屈は殺るだけ殺りまくった後で、自称正義の味方が言い訳に使う常套句ですが、ノロティのこれは相当な筋金入りです。それは本編を読めば明らかになることでしょう。