名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

なんか、キミってふしぎ。
手のかかる弟に思えることも、落ち込みがちな友人のように思えることもある。けど、普通の学友のはずが――なんだか放っておけない、とても大切な人に思えることもある。
わたしには、まだ分からない。
「わたしたちの関係って、何なんだろうね」
ねえ、キミ自身は、どう思う?
「え、か、関係って? えっと……クラスメイト?」
悩みに悩んだ挙げ句、大まじめに答えてくる彼。
うん、今は、きっとそうなんだよね。だけど――
「でもね、もしかしたら、これから変わっていくかもしれないよ?」


タイトル:黄昏色の詠使い2 奏でる少女の道行きは(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :さざねけい:細音啓
絵師  :竹岡美穂
デザイン:?
編集  :?
キャラ :クルーエル&ネイト (112 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

どこまでも優しい、召喚ファンタジー。イラストとのシンクロ具合も高く、非常によいですええ。おすすめ。

それでは台詞解説。
いくつかの事件を経て、年下である13歳の少年・ネイトのことを少しだけ意識しはじめたクルーエル。ネイトを見るそのまなざしは……。うあーこのカップル(といってもまだ形になっていない、卵未満ですけれど)にはぜひ上手くいってもらいたい。そんな気持ちにさせる一幕でした。なんかシーンを脳裏に思い浮かべてしまいます。