名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「君はなんのためにツェルニで戦い続けた? 金のためではない。そうであれば私はもっと楽に君を手元に引き入れられたことだろう。だが、君はそうではない。君が欲しいのは生きる目的だ。生きる目的をニーナ・アントークに頼るな。君と彼女とて、何年か後には別れなければならないんだから」


タイトル:鋼殻のレギオス6 レッド・ノクターン(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あまぎしゅうすけ:雨木シュウスケ
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :カリアン・ロス (248 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

自律移動都市<レギオス>を舞台にしたファンタジー。主人公が最初から周囲と比較して激強なのは、最近の富士見ファンタジア文庫には珍しい設定かも。適度にラブコメも入りつつ、アクション部分も燃えがあり、おすすめのシリーズです。

それでは台詞解説。
自らの戦う理由を一時見失ってからその強さを持て余し、ニーナの強い意思に引っ張られるように戦ってきた部分のあるレイフォン。そういう状態であることについて、カリアンについて「ただ守ればいいというわけではない」との問いかけ。自分で考えるって実はものすごく大変なことですよね……