名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「『行け!』と言われたはずだ。必ず確かに、そう言った!」


タイトル:式神の城III 石神迷路の解(小説:電撃ゲーム文庫)
作者  :みょうじんまこと:明神真琴
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?
キャラ :結城小夜 (257 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

詳しくは作品紹介(表紙画像をクリック)に書いていますが、式神の城2と式神の城3を繋ぐ重要なエピソードです。

今回、知ってる人は思わず涙を流して喜びそうな(私を含む)なんとタイムギャルのキャラクターが主役級を張っていたりします。くぁー懐かしい……
肝心の物語としては、結城小夜がずいぶん人間らしくなってきました。光太郎とのやりとりが今作だと痴話喧嘩レベルになっていて、つまりそんなやりとりができると言うことはそれなりにうち解けている証なのでしょう。青春ですね、元・人類の決戦存在。

それでは台詞解説。
役割分担をして戦っている時に、味方がピンチになったからといって作戦と違う動きをして助けに戻ったりしては、結局いずれも助からない。真に相手のことを思うなら、決して立ち止まってはならない。
それがあの人の意志でもあるから。

とまあわかったようなことを書いてみましたが、つまりこの台詞はパートナーの事を信じ、立ち止まらずに突き進む決意表明のようなものだと思ってください。