名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「帰還なんてやめろよ! ずっとこっちにいたっていいだろ!」
「一郎こそ、この世界が楽しいと本気で思っていると?」
「それは……そうさ。普通の高校生らしさになじめない人間だよ、俺を。けど、こうやって頑張ってんだろ!」
「私は頑張れない」
「なんで頑張れないんだよ!」
「狭量だから」
「誰が」
「世界が」


タイトル:AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~(小説:ガガガ文庫)
作者  :たなかろみお:田中ロミオ
絵師  :mebae
デザイン:?
編集  :?
キャラ :佐藤一郎&佐藤良子 (312 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

とりあえずタイトルや帯、最初の数ページで内容を決めつけるところっと騙されます。
あと、巻頭にクラスの座席表が出てきて「なんでわざわざこんなものを挿絵に入れたんだ?」と思っていたら……これがちゃんと意味があるんですよね。
いや、これは予想外でした。

それでは台詞解説。
あえて細かく説明はしません。が、この台詞を見るひとが見れば相当な「痛み」を覚えることと思います。
つまりはそういう話なのです。そこら辺がわかるようにこの部分を引用してみました。