そもそもひらめいたのは、私のライフワーク（笑）である名台詞収集をしていた時のこと。ひとつの台詞が目にとまりました。
「……メイドってそこまで完璧な生き物なんすか、隊長」

ついついそこで真剣に「完璧なメイドって誰がいるかなあ……」と考えだしたのがはじまり。
ライトノベルでメイドの登場する作品は、それこそ一山いくらで、リストなんか作ったら果てしないことになりますが、それが一分の隙もない完璧なメイドさんとなると少々話が違ってきます。そこで、ラノベに出てくる完璧なメイドさんを列挙してみることにしましょう。

条件：
●実際にメイドを職業としていること。専業兼業は問いません。（じゃないと、護衛のできるメイドさんの扱いが難しい）
●メイドの主要な職務はすべてきっちりこなせること。料理が苦手とか、掃除が苦手というキャラはアウト。戦闘技能は必須ではありません（笑）
●人格が破綻していないこと。別に変人でも構いませんが、狂人は不可（もっとも狂人にメイドがつとまるかどうかは知りません）

さあ、それではスタート！
※なお、amazonから画像を借りているため商品へのリンクがありますが、特にこれ！という関連性があって張っている訳ではないので念のため。

●リーラ・シャルンホスト【出典：まぶらほ　メイドの巻シリーズ】

↑
表紙右側の銀髪の少女がリーラ

メイドの愛好団体MMM（もっともっとメイドさん）の第五装甲猟兵侍女中隊の大尉（ハウスキーパー）。ドイツ人。常に冷静沈着。あらゆる家事は当たり前のように完璧にこなし、個人の戦闘技術（拳銃から戦闘機操縦に至るまで！）、隊の指揮能力、作戦立案能力に至るまですべて高い。次期主人に式森和樹を迎えるためにあらゆる努力を惜しまない。個人的にも和樹のことが好き。
安定した人格や、大部隊の指揮を執ることの出来る統率力も考えると、おそらくあらゆるパーフェクトメイドの中でも一番ではないだろうか。

●エーデルワイス【出典：ミスマルカ興国物語】
（画像がない……残念。長い黒髪に、細く冷たい目、あと具体的な記述の記憶がないけどおそらく長身）

この記事の作成動機となった台詞を言わしめたお方。魔人（早い話が人より超強い）。ミスマルカ王国の侍従隊長にして、将軍でもある。過去には帝国の特務部隊を創設し、隊長もしていたほどで、その戦闘力は計り知れず、なぜ今ミスマルカに籍を置いているのか一切謎。マヒロ王子の乳母をしていたこともあり、王子が唯一頭のあがらない存在。策士としても有名。常に沈着冷静でめったに表情一つ動かすことはない。マヒロ王子の車の運転技術にも長けていることが判明した。ただ、時として容赦なくツッコミを入れたり、からかわれた時の反撃が半端なかったりするところをみると、感情を表に出さないだけで怒る時は怒る模様。
具体的にメイドとしての業務をしている描写はないが、無能な人間に侍従長が務まるとは思えないため、完璧なはず。たぶん。

●若槻 葵【出典：メイド刑事】

↑
クイックルワイパー持ったメイドさん

国家特殊メイドの資格を有し、日本有数の名家・海堂家に仕える17歳。裏側の顔として、警視正相当の地位を有する警視庁特命刑事でもある。（ぶっちゃけスケバン刑事のリスペクトなので、まんまアレのイメージ）警察庁長官である海堂俊昭の命で住み込みのメイドとして潜入捜査を行う。愛用の武器はアルミ合金製のクイックルワイパー。
国家特殊メイドの資格持ち＝メイド技能のレベルは高い。

なお、葵の知り合いでニキータという流れメイドもやはりパーフェクトメイドの部類だが、ここでは割愛する。

●桜坂 葉月【出典：乃木坂春香の秘密】

↑
ジャケット右の眼鏡メイドが葉月

乃木坂家のメイド隊の序例一位メイド長。春香や美夏の世話を担当することが多い。普段は無口で無表情だが、ボソッと危険発言が飛び出すので侮れない。人の背後を取るのが得意。戦闘技能は相当高いらしくどこからともなくチェーンソーを取り出すなど、暗器もいろいろ持っていそうな気配。

●八号【出典：終わりのクロニクル】
（これもやっぱり画像がない……）

赤いショートカットの髪と左目の泣きぼくろが特徴的な侍女。自動人形。神田研究所に身を寄せる3rd-G製自動人形の一体。四号の停止後はUCATに所属する自動人形達の代表となる。当初は佐山・御言に敵対するが、3rd-Gの全竜交渉後は日本UCATに転属、大城・一夫の世話を任される。戦闘用ではないが冷静な判断力と瞬時の対応の速さにより、数百体の自動人形を相手に単体での戦闘を行う事も出来る。 佐山・御言を主と設定しており、彼のために体を張る覚悟も持つ。しかし彼には新庄・運切がいるため、表立ってその意思や覚悟を御言に伝える事は無い。（いつも冷静で控え目という以外、細かい部分がほぼ頭から抜け落ちていたためwikiから転載しています。申し訳ありません）

●その他選外とその理由
それでは選外メイドとその理由を。

●千賀ひかり、あかり、てる子【戯言シリーズ】
メイド業務が優秀かどうか図る術がない。（具体的な記述あったら追加するかも）
●土御門舞夏【出典：とある魔術の禁書目録】
料理以外はその実力が未知数。実習として外部で働けるくらい優秀だとは思うが……。
●深閑【出典：れでぃ×ばと！】
能力は折り紙付きだが、現在教育係で実際のメイド業務はしていないっぽい。
●ヴィルヘルミナ【出典：灼眼のシャナ】
今はメイド業務をしていないのでは？という疑問もあるが、なによりも料理が下手という致命的な欠点が。

こんなところでしょうか。
意外とパーフェクトメイドって少ないです。
その最大の理由は、限られたページでは日常のメイドとしての業務は当たり前すぎて描写されることがあまりなく、結果として優秀なのかどうかわからない、ということがあります（苦笑
あとはアクセントをつけるために、１個くらいは欠点を持っていることが多いというのも理由のひとつかもしれませんね。

もし他にラノベに出てくるパーフェクトメイドをご存じの方がいたらご一報ください。追加させて頂きます。

※ちなみにトラックバックはこちらに送られてから認証されるまでタイムラグがあります。ご注意を。