名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

『誰か今のライトノベル界をどうにかしてくれ。』という話題について。 (コメント有効)

記事の紹介の前に、別に私も「なんとかしてくれ」などとは思っていません。
後で少し触れますが、少なくとも下の記事とは全く違う方向で多少気にしてるぐらいです。

  1.クロサキイオンの徒然草 - 誰か今のライトノベル界をどうにかしてくれ。
  2.元村良一 個人ページ「元」 - 誰か今のライトノベル界をどうにかしてくれ。
 3.ウィンドバード::Recreation - 急募:今のライトノベル界をどうにかしてくれる方
  4.今のライトノベルをどうにかする必要はあるのか?
  5.「今のライトノベル界をどうにかしてくれ」と言う前に読者ができるたった一つの冴えたやり方

すごーく大まかな流れとしては、1がまず問題提起、2,3による賛同や分析、4,5による反論です。
全部読むのはなかなか大変でしょうが、最低限1は読まないとどうにもならんですね。

適当に反応してみます。
1で
>電撃なんか「ライトノベルを突破しろ!」というアオリまで作ったけど、一番ライトノベルらしい゛軽薄さ"が漂うのは電撃である。電撃からライトノベルを突破した人間なんていたか? ライトノベルを突破した作家って、桜庭や乙一とか村山由佳とかだよなぁ。
言うのも野暮ですが、エンターテイメント小説が「軽薄」で何か問題があるとは思えません。重厚なテーマを持ったライトノベルは私も好きですが、そんなもんばっかり食ったらお腹壊します。私がバカ小説をやたら支持するのはこの辺に理由があります。

以下は特にエントリで明確に言葉にされてるものではないのでただの持論です。
私はそもそも文章が上手いことがライトノベルに必ずしも必要な要件だとは思ってません。日本語として読めないようでは問題ですが、わかりやすければそれでよし。内容が薄い? 三日経ったら内容忘れる? それがどうして悪いのか。軽薄結構。面白ければそれでよし。エンタメとはそういうもんじゃないのかなあ?
もちろんそこから一歩抜け出た、テーマ性や美麗な文章表現なども歓迎しますが、よいか悪いか決めるのは最終的にはお客です。こんな場末の濃すぎる戯れ言(このエントリのこと)なんて吹いて飛んでしまえばよいのです。

なお、別に私はライトノベルの現状も特に問題とは思ってません。個人的にはライトノベルの全体としての売り上げはもう頭打ちだと考えているので、新規参入レーベルは苦戦・一部は討ち死にが予想されますが、売れなければ淘汰されるのは今にはじまったことではないですし(既存レーベルと共倒れになられるのは困りますが……)。「なるようになる」んじゃない?

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from ライトノベル名言図書館 on 月曜, 2006/06/26 - 21:47

『誰か今のライトノベル界をどうにかしてくれ。』という話題について 全部把握してい

from F.Y.A.E./review ver. on 日曜, 2006/06/25 - 18:14

ライトノベル関連の情報でいつも参考にしている「まいじゃー推進委員会」で見かけたこの記事の話題について。前提条件はリンク先にあるまとめを参照してください。
海老庵がライト...

ライトノベル界をどうにかする方法

ライトノベル界の現状に不満がある場合、
最も効果的な方法は自分で劣化コピーじゃないのを書いて、
新人賞に応募することだと思います。

コメントありがとうございます。

こんばんわ、極楽トンボさん。
コメントありがとうございます。

> こんにちは、うちのサイトにTB弾かれるようでどうもご迷惑おかけしました(なんででしょうねえ……軽くスパム対策してあるのですが、そのせいかな?)

どうなんでしょうかね?
楽天はこの機能を後付で付けてるので、標準と違うところは多々あると思います。そのせいかな?

なんて言うか、それ以外のサイトで問題ないのならそれでいいのかなと個人的には思ってみたり。
コメント機能も付きましたし、そっちを利用する事で何とか対処できると思いますので。
と言うことで書いてます。

> そもそも、私自身上の話題は最初スルーするつもりが意外と広まりそうだったので、意見もつけつつ紹介してみたという感じです。

確かに、広がりましたねと言うか、なんか大手のニュースサイトに載ってしまいましたが。
何事も無く、このままスルーされるでしょう。

> 画期的な冴えた解決方法はたぶんないでしょう。

確かに無いと思いますね。
あったらもう誰かやってますし。

極楽トンボさんのおっしゃるような前向きな活動が一番効果的なんだと思いました。

と言うことで、自分なりの結論を書きました。

> ネガティブな意見なら、いらない。

どうにかしてくれ。→どうにもなりませんが。

まぁ愚痴った所でどうなる物でもないですからネェ~当人も言ってみただけでしょうし。
お久しぶりです。ふぇんりるです。積本に押される状況が続いており、老いた自分に凹んでおります。

とりあえず私のよーに、現状に不満の感じない人間には現状に不満な人間の意見は理解し辛いのですが、
とりあえず劣化コピーに関しては、1さん的には許容範囲外の作品が多すぎるって事なんでしょう。
私的には概ね許容範囲内。範囲外の地雷を踏む事もありますが、割合的に大した事無いので問題に感じません。
全てをチェックしてる訳ではないですが全体的な質の低下も感じないので、もともとこんな物だったかと。
この先、新規参入組はバッタバッタと討死して、固定客を持ってる所と資金力に優れた所が残り、
若干市場縮小して元に戻る。結局こんな所かと。自分的にこの展開で特に不満は感じないので
どうにかする必要も無いんじゃない。と、私的結論はこんな所です。
ではまた。

>軽薄さ
とりあえず軽薄さは問題では無いと思いますよ~ライトノベルから軽薄さを取ったら何も残りません。
すでに他の方が仰ってますが、そーゆー批判は期待する所を間違ってますゆえ。
重厚長大な作品を期待するならライトノベルは読まなくていいです。

水は低きに流れます

ちょいとお邪魔します。

>ライトノベルの現状を批判する人は、単にライトノベルが嫌いなだけなんじゃないかなぁ、とか思います。

私が思いますに逆もあるのではないでしょうか。つまり、「かつての」ライトノベルが大好きで、変わってしまった「今の」ライトノベルが認められずにこのような言動に走るのではないかと。「愛の反対は憎悪ではなく無関心だ」ってのは何の台詞でしたっけ。(変わってしまったのはライトノベルなのかそれとも読者なのか?)

確かに、メディアミックスしようの無い作品(『食前絶後!』とかw)がやや日陰に入るのは侘しいことですが、出版社グループも営利企業であるからして当然でしょう。だからこそ我らが買い支え、読者アンケートを送り、ファンレターを送り、素人レビューサイトを立ち上げるのです。”ジーク・まいじゃー!”

あまり堅苦しく考えなくても良いような

初めまして。まいじゃー推進委員会さんは毎度楽しく見させていただいてます。そして読んだことのない作家さんの作品に手を出すときの参考にさせもらっています。最近の新人さんでは『逆襲の魔王』や『狼と香辛料』、そうでない方では『文学少女と死にたがりの道化』などです。

『十二国記』を最初として、ライトノベルを読み始めて約2年ほどになるのですが、「面白ければそれで良し」という考え方には私も賛成です。純文学や時代小説にも手を出すことがありますが、題材の違いはあるもののライトノベルもそれらと変わらず楽しむことができるものだと思います。むしろ他のものに触れることで見方が広がる感じです。例えば『狼と香辛料』は江戸時代の経済のドタバタを知っていたりすると、経済面でより面白かったりします。しかし年上で上手だけど可愛らしいキャラクターって良いですね、ホロしかり遠子先輩しかり。

また類似した作品や新規参入、新人育成の問題等は漫画、音楽等々、盛り上がりをみせるあらゆる市場で共通して見られる現象でもありますので、そんなに気にしていなかったりします。酷なようですが、自然淘汰は毎度のことですし、読者が作家に対してできることは限られていると思います。すなわち読むこと、たまに感想を述べることです。

余談ですが、以前にも「ライトノベルに文学性は必要か」といったテーマで議論されているのを見かけたことがありますが、似たような話になっていた記憶があります。

私自身、こういう話は「野球の好きな人が連敗している贔屓のチームを批判しながらも発破をかけている」といった感じで見てるので(例えがおっさん臭いですが)、現状のライトノベルについては深刻に考えてはいません。

気がつけば長々と書いてしまっていますね。
それではこれからも感想、名台詞など楽しみにしております。
失礼しました。

どうにか、なりますそのうち。

こんにちは。
個人的な話であれですが、私のモットーは「面白ければそれで良し」です(笑)
ライトノベルも同じなんじゃないでしょうか?
むしろ、ライトノベルは、文章よりキャラのほうが中心なことが多いんじゃないでしょうか。
内容忘れてもキャラは案外覚えて・・・ませんか?
私自身は、文章が合わないと読めない毛色の変わった人間ですけど・・・

そういう雰囲気が物足りないと思えば、他のジャンルに移ればいいだけの話ですし。
結論は至ってシンプルだと思います、はい。

賛同……になるのかなぁ?(^^;

どうも m(__)m 初めてコメントさせていただきます。このサイトはいつも楽しく見させてもらっていて、ここで初めて知った面白い作品も多々あります(最近では『狼と香辛料』)。

では、本題。
面白い議論でした。私の意見は大体4.の方と同じようなものですが。
我々読者が判断すべきは、その作品を“買う”か“買わない”か、そしてそれが“面白い”か“つまらない”かで充分なはずですよねぇ。それに、ここで議論している方は日常的にライトノベルを“買っている”わけですし(笑)

>内容が薄い? 三日経ったら内容忘れる? それがどうして悪いのか。
まったく同意見です。読む人が読めば内容が薄いということになるのでしょうね。それでも私は、充分に“内容が濃い”と思える作品がたくさんあると思いますが。

ライトノベルの現状を批判する人は、単にライトノベルが嫌いなだけなんじゃないかなぁ、とか思います。つまらなければ買わなければいいだけでは? とも。売れている(つまりライトノベルとして成功している)作品だって、必ずしも万人受けするとは限らないわけですし(実際私は、『灼眼のシャナ』を最初の数ページで投げ出し、今も読んでいません)。

ええっと、ダラダラと駄文を連ねてしまいました(^^; あんまりこういう議論は得意じゃないですね……。

最後に、これからも更新を楽しみにしております(^^) ……最後まで支離滅裂orz

パンがないならお菓子を食べればいいじゃない

>ユーリさん
こんにちは。この話題は常にくすぶっているものが偶々今回はちょっと大きく出てきたという感じですね。

>ライトノベルの現状を批判する人は、単にライトノベルが嫌いなだけなんじゃないかなぁ、とか思います。
変なコンプレックスというか、やたら格下扱いする傾向はあるように思います。純文や一般文芸と比べたって無意味なのに。垣根を越えて活躍する作家さんは素直にすごいと思いますが、越境すること=作家としての格が上、みたいに書かれるのを見る度に苦笑してしまいます。
>つまらなければ買わなければいいだけでは?
その通りですね。誰も買わなければ苦情を言うまでもなく、市場原理でその「つまらない」作品は淘汰されるのみです。難しい事は何もない。ただ、知らないばっかりにおもしろいのに消える作品があるのはもったいない!と思うので、何も宣伝しないよりは少しは意味もあるだろうと、日夜「まいじゃー」なものを紹介させていただいてます。お役に立っていれば何より。

パンだけでもお菓子だけでもマックだけでもフ

匿名で書き込む非礼をお許しください。1番の人の問題はジャンルを意識して、もりもりといろんなジャンルの本を読むことで解決できると思います。ライトノベルはジャンルではなくパッケージの呼称だと思いますが、だからこそそこにジャンル読書が有効に作用すると思います。ここでのジャンルというのは、ミステリやホラーやファンタジーやSFなどの事です。10代後半で本好きなんだから頭がいろんな刺激を求めているのに満たされないのが原因なのでは?食い飽きた!勇気を持って、大人の本の世界を散策したらいいのです。面白いモノもあるし、つまらないモノもある。言うほどたいしたモノでもないというのがわかると思います。そうやって、大人の本の面白みを知ったときにライトノベルだからといって侮ったりしないでいて欲しいですよね。「フルコースディナーが美味しいのはわかるが、うまい棒やカップラーメンが食べたくなる瞬間はあるんだよ!」というような気持ちを理解して欲しいです。トンボさんやまいじゃーを参考にしてる人たちは、駄菓子が好きすぎなのかもしれないですが(笑)中華やイタ飯や精進料理の良さだって知っていたり、知らずとも予想の範囲に入れていると思うんですよ。