名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「孝一くん、編集者や校正さんの書く文字がどうして赤い色なのか、知ってる?」
「さ、さぁ……。見やすくするため、かな」
「違うわ。その赤は――原稿が流す、血の色よ!」
「原稿が流す、血……」
「そう。わたしたちが使う赤ペンは、言わば原稿を切り裂く剣。しかし原稿を殺すためじゃない。何度も傷つけられ、血を流し、鍛えられて、原稿は剣をも弾く鋼の肉体を手に入れるのよ!」


タイトル:三流木萌花は名担当!(小説:MF文庫J)
作者  :たぐちはじめ:田口一
絵師  :をん
デザイン:?
編集  :?
キャラ :三流木萌花&時任孝一 (194 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ラノベを作るぜ!な文系ラブコメ。
とはいえ、読んでて内輪的な印象はなかったので、重度のラノベ中毒者とかでなくても普通に楽しめます。サービスシーンも多め(笑)

それでは台詞解説。
これから原稿の校正に入る、という時に交わされた「作家」時任孝一と、「担当」三流木萌花によるやりとり。
なにこれ、めっちゃ燃えるんですけど!