名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「だって慣れっこなんですよ。これくらいのこと」
ルーク、セシリー、アリア。
自分は三人の戦う背中をずっと見届けてきた。いついかなるときでも彼らが死力を尽くす様を何度だって目の当たりにしてきた。リサ地震だって人外兵器に立ち向かっていったこともある。
たくさんの戦いを見て、経験してきた。
それらに比べたらこの程度、なんてことは無い。
絶対に凌げる。
だから。
――だからこの震えも嘘だ。


タイトル:聖剣の刀鍛冶 #7 Unrivaled(小説:MF文庫J)
作者  :みうらいさお:三浦勇雄
絵師  :屡那
デザイン:?
編集  :?
キャラ :リサ (43 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

アニメ放映もはじまり絶好調の燃えるファンタジー。
セシリーの不屈の精神はぜひ見習いたいものです。

それでは台詞解説。
リサとて、もともと精神的にはかなり強い方ですが、一見すると状況はかなり悪い。強大すぎる敵は目の前。そんな中でも、リサは最後まであきらめない理由とは……。このシリーズのいいところは、腰が引けたり手が震えたり、そういう弱さをきちんと描写した上でそれを乗り越えていく部分にあると思ってます。この台詞もそういうもののひとつ。