名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「汝たち、私が優しい優しい枢機卿だったことを主に感謝しなさい。お金はみんなで汗水垂らして稼いだもの。領土はみんなが命を懸けて守り続けてきたもの。そして聖魔杯も紋章も誰かの命も……何一つあんたたちのモノじゃあないってことよ。そういう大切なものを我が物顔でやりとりしようというのが、どれだけ浅はかで、愚かで、思い上がった考えか、よくよく思い知りなさい! いくらあたしでも、感謝を忘れた異端者どもを許してやるほど甘くはないわよ……!」


タイトル:ミスマルカ興国物語 VI(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :ともぞ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :? (287 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

あいっかわらずの大風呂敷。
そして、王道「系」ファンタジーの名にふさわしく、このうえなく真剣な麻雀勝負をはじめたりもうフリーダムったら。

それでは台詞解説。
お互いこの上なく真剣ではあるんですが、お互いの賭けるものが領土だったり命だったりすることに枢機卿の怒りが爆発。いつもゆるゆるな印象しかないだけにそのギャップもすごい。でも、この人こそが本当の信仰を持っているんだよなあ。