名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「……結局沙穂には、死ぬことの恐ろしさがわからなかったのでありますよ……」
「ですが、死とは……」
「悲しいものなのでありますね――」


タイトル:お・り・が・み 澱の神(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :2C=がろあ〜
デザイン:?
編集  :?
キャラ :白井沙穂 (223 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

お・り・が・みシリーズ全7巻、全力布教中。
読むべし。コメディとシリアスの両方詰まったノンストップに突っ走る物語です。

それでは台詞解説。
もともと「死」という恐怖を認識していないことも作用した強さを発揮した沙穂。戦いのさなかに「死の恐怖」を教えてやると言われたものの、結局戦っている最中に実感することはかないませんでした。
そのかわりに得たものは……。戦いの後の無常観の漂うところです。