名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「どうしたのですか?」
「あなたはそんなものではないでしょう?」
「そんなあなたを見たくて、ツェルニに来たわけではないですよ」

「なにがあなたをそんなにしているのか知りませんが」
「いまのあなたを見られて、恥ずかしいと思う人はいないのですか?」
「わたしにはいます」
「家を出たことで起こるだろういろいろなことよりも、これを為しえなければならないと感じることがあります。その人の前で胸を張るためには、そうしなければならないことが」
「そのためにわたしはここに来たんです」

「わたしだって……そんなあなたは見たくありませんよ」


タイトル:鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :あまぎしゅうすけ:雨木シュウスケ
絵師  :みゆう:深遊
デザイン:?
編集  :?
キャラ :クラリーベル (55 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

最強っぽいくせに精神的には強度の依存体質の少年レイフォンが主人公の派手アクション。

それでは台詞解説。
(今回、地の文とかレイフォンの沈黙部分はすっとばして紹介しているのでご注意ください)
リーリンとの決別で抜け殻のようになっているレイフォンと勝負をしてあっさり勝ってしまったクラリーベルによる失望の台詞です。今気がついたけど、性格こそリーリンと全然違うけど、自分の方向がはっきり定まっているところやはっきり物を言うところなど、リーリンとクラリーベルは似ているのかも。