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とりあえず最初に私の立ち位置を記しておいたほうがいいでしょう。
第1部には関わっていませんが、第2部と第3部のネタ出しに少しだけ協力させてもらいました（微々たる協力なので特に巻末に名前は載ってません）。よって完全に第三者的立場からこの本を評価できないと思われるので、その点を念頭において以下をお読みください。

で。
ハウツー本として見た場合、文体を見れば一目瞭然ですがお嬢さんがた向けに書かれてます。少女系創作はデビューが早いことが多いですが、まだ学生やってるような人をメインの読者層に設定しているようです。
よって、内容的にかなり単純化されていますがとっかかりとしては悪くないのではないでしょうか。これで不満が出てきたら別の本を読めばいいかな、と。
それと第二部・第三部は読み物としてはたぶんそこそこおもしろいんじゃないかと。ライトノベル・ファンタジーの概要をつかむにはよくまとまっていると思います。
最初からハウツーではなく読み物と割り切って読むのもありですかね。
（先に述べたように公正な視点で語るのが難しいので、この辺でストップします）

あ、なお新書サイズで、しかもこの表紙なので気をつけていないと新刊に埋もれて発見できませんのでご注意を（笑

参考までに内容は、

第１部　ルルル文庫編集部から初心者にもわかる「３０日で書ける小説の書き方」を伝授！
　　　　ルルル審査員でファンタジー作家である榎木洋子先生の「小説創作方法」のインタビューも読めます。

第２部　ファンタジーのお約束ごとや用語をわかりやすく解説！
　　　　これさえわかればファンタジーが誰でも書けちゃいます。

第３部　「ライトノベル・ファンタジーの今まで」をまとめました。
　　　　歴史とか特徴とか、わかるようになってます。楽しい読み物です。