名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ニセモノの恋にすがるカップルも、ニセモノの恋を押しつける伝説の木も、それを後押しする舞たちも気に入らない! そんなもの、あたしが全部否定してやる! あたしが認めるのはねぇ、自分の意志で選び、自分の足で歩み寄り、自分の手で掴んだものだけよ!」
「そんなに嫌なら切っちまえ」
「はん。
バカだバカだと思っていたけど、まさかそこまでバカだとはね。あんた、嫌いな奴がいたら片っ端から殺す気? あたしはねぇ、あの木がやってることを全否定してやるのよ! それは切って根元を絶つのとは違うの。わかる? あたしが目指す勝利は口を封じることじゃない。ぐうの音も出ないようにさせることなの!」


タイトル:ふらぐ・ぶれいかぁ―フラグが立ったら折りましょう(小説:電撃文庫)
作者  :くろみやりゅうのすけ:黒宮竜之介
絵師  :はりかも
デザイン:?
編集  :?
キャラ :扇桜子&水原直樹 (83 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

伝説の木の下での告白には『恋愛フラグ』という半強制力が働く。そんなフラグを巡って争われる水面下での戦いを描く。フラグは折れ!
詳細は書影クリックで。

それでは台詞解説。
伝説の木による恋愛フラグ否定派の桜子さん。ただの嫉妬かと思いきや、しっかり理由を持っているのです。