名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「あのね、薫。私がこんなこと言うのも変かもしれないけど、人間ってお金のためには命を懸けたりしないものよ。お金っていうのは命があってこそのものだからね。でも人は、人の想いとか自分の信念とかいうもののためには平気で命を懸けるの。不思議でしょ、お金で動く人間は世の中にいっぱいいるのに」
「響ちゃんも?」
「そうでありたいと思ってる。身近なところにあっさり命懸けちゃう奴がいるからね。私もそれに応えたいって思うわけよ」


タイトル:エクスプローラー3 白黒乱舞(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :きたやまだいし:北山大詩
絵師  :いしだあきら:石田あきら
デザイン:?
編集  :?
キャラ :水瀬響 (279 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

透視能力や超聴覚といった特殊能力を活用してなんでも屋稼業をする少年少女の活躍を描いたアクションです。直接戦闘よりも知恵比べに話のメインが置かれているあたりに好感が持てます。

さて、台詞解説。
これは主人公の捨て身の行動を受けてのものですね。一緒に行動をするうちにいつの間にか浅からぬ感情がお互い芽生えてきているようで……うーん愛ですね(笑)