名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「貴方はそうやって、無闇になんでもかんでも持ちたがるからダメなんです」
「…………」
「そういう性格だから、私は貴方に何も教えたくなくなります。勝手に背負われて、勝手に悩まれて、勝手に頑張られるからです」
「……すまん」
「私は、むかついたりイラッときたら刺します。気が向いても刺します。意味がなくても刺すこともあります。ですが……
気兼ねなくそれをしているのは貴方だけです。それだけでは……足りませんか?」


タイトル:101番目の百物語6(小説:MF文庫J)
作者  :さいとうけんじ:サイトウケンジ
絵師  :涼香
デザイン:?
編集  :?
キャラ :一之江&一文字疾風 (83 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

百物語の主人公として、他の都市伝説を滅ぼすのではなく片っ端から取り込んでしまう方向に突っ走る、都市伝説アクション&ラブコメ。気がつけばすっかり大所帯なハーレム状態に。

それでは台詞解説。
ラノベ主人公にしては、本命は決ってるし告白もするし割とはっきり行動するタイプとはいえ、やたらなんで自分で背負うのはどうしようもない性。その辺をいつもはツンなメリーさんが、デレました。この破壊力はやばい! なお、やたら刺す刺す言ってるのは都市伝説のメリーさんなだけに不可避ということで。