名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「何度も言うけれどね、小田桐君。ボクは彼女の生死に興味はないよ」
「彼女の望みに、ボクが関与するべき理由もないね。彼女の矜持は、彼女だけのものさ。その結果も、自分自身で負うべきだよ…………そして彼女は負うつもりだ」

「――――――――それでも、君はボクを頼るのかい?」


タイトル:B.A.D. 8 繭墨は髑髏に花を手向けない(小説:ファミ通文庫)
作者  :あやさとけいし:綾里けいし
絵師  :kona
デザイン:?
編集  :?
キャラ :繭墨あざか (254 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ダークファンタジー。
主役やヒロインに当たるキャラ達の性格が、よく見るタイプのダークファンタジーとは明らかに違っていて、確かにこれはダークと言わざるを得ない、圧倒的な存在感を放っています。

それでは台詞解説。
基本的に、自分に利害の絡まない相手の行く末には一切の興味がないあざかと、とにかくお人好しでそのくせ覚悟は足りずまた状況を解決するだけの力もない。同じページに載っている挿絵と合わせて見たとき破壊力倍増です。これでも頼っちゃうのが小田桐君なのです!