名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「未熟者め! 己の内で結論の出ていることを、他の者に確かめるな!! 今までの修行はただの剣術修行ではない――戦う術は、すでに授けた!」
「はい」
「為すべきは己で考えよ。成すべきはただ、己の友を護ること」
「はい!」
「騎士はそれ以上であってはならない!」
「騎士は決して、それ以下であってはならない!!」


タイトル:モノケロスの魔杖は穿つ(小説:MF文庫J)
作者  :いとこうへい:伊都工平
絵師  :巳島
デザイン:?
編集  :?
キャラ :師匠&長川律 (194 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

さすがに三日連続で紹介しておけば、いやでもまいじゃーではモノケロスを推してることが丸わかりかと思いますが、ええまあそういうことです。元よりの布教病に加えて「バシレイス」という悲しい過去が頭をよぎることもあり、一冊でも多く人様に買わせようという……。
ちょーっと読みやすいとは言えない部分もありますが、設定に関してはかなり個性的で、あと日常部分でのやりとりが何かにつけて人を食ったようなやりとりになっているのでその辺もツボにはまると幸せになれます。ていうかハマってくださいおねがい。

さて台詞解説。
作品を読んでないとわかったようでわからない台詞だと思いますが……、騎士として大事な人を守る誓いのようなものです。騎士は余計に出過ぎることはせず、しかしどんなことがあっても大事な人は守り抜く……そういう心構えなのです。