名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「——負けた時の事など考えないでいい。俺が、お前を必ず勝利へと導いてやる」


タイトル:ランブリング・カレイド <星穹の女帝>戦(小説:ファミ通文庫)
作者  :たかせかなた:高瀬彼方、くろがねあくせる:黒鉄アクセル
絵師  :日吉丸晃
デザイン:?
編集  :?
キャラ :海原斬九郎 (274 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ランブリング・カレイドは……えーとまず最初に言っておきます。帯に騙されてはいけません(笑)。オチはしごくまっとうだし、そもそも学園魔法格闘コメディと銘打たれていますが、コミカルな部分があるにはあるものの本質的にはスポ根です。はいここテストに出ますよ〜。
カレイドバトルという、女の子にしか使えないカレイド使い同士のバトルもの。パートナーである「彼士」の能力(外見や身体能力によって上下します)を引き出し、ド派手な技の応酬を行い、勝敗を決するという一見するとイロモノにしか思えない設定なんですが、これがとんでもない食わせ者で相当に熱いスポ根仕様になっています。
おすすめ。ちなみに鬱はないのでどなたさまも安心してお読みください(笑)。
特にスポ根好きなそこのあなた! なんだか妙にスポ根づいている最近のファミ通文庫の中でも、イチオシです。さあ買って読みましょうそうしましょう。
です。
最初は「とうとう原案に逃げたか高瀬彼方! 早く新作……本音を言えばカラミティナイト復刻&新作をはよ書け!」としか思っていませんでしたが、いやはや実にいいものを読ませてもらいました。
……でも、原案もいいけどぜひ新作もお願いしますね高瀬さん?

それでは本日の台詞解説。
実力も無限大なら、鉄壁とも思える態度も無限大。一歩間違えば傲岸不遜になりそうな海原の物言いですが、なんてたのもしいんでしょう。