名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

わたしの家は集合団地の一角にある。長い坂を上りきった先の一軒家。それが空口家の邸宅だった。その家に住んでいる家族は四人。先ほどいきなりわたしを侮辱した妹が現在中学三年生。部活動ばかりやっていてろくに勉強をしてこなかった愚か者で、現在は部活動の推薦入試と学力による一般入試の両方を視野に入れて勉強中。この愚妹は、妹のくせにわたしよりも背が高いのが生意気だ。あと、妹のくせに彼氏がいるのも生意気だ。
両親はともに健在で、共働きをしている。無駄に仲のいい夫婦で、子どもを置いて二人だけで食事や旅行に行くことが月に数回ある。異常に仲が悪いよりかは平和なのかもしれないけれど、過ぎたるは及ばざるが如し、という言葉をぜひとも贈りたい夫婦であることは間違いない。
そんな家庭で、わたし空口真帆はすくすくと健全な黒魔法少女として育ったのだ。


タイトル:ネクラ少女は黒魔法で恋をする 3 (3)(小説:MF文庫J)
作者  :くまがいまさと:熊谷雅人
絵師  :えれっと
デザイン:?
編集  :?
キャラ :空口真帆 (76 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

説明の時間がないので台詞だけ。
このセンスが好きなのです。最後の一文がすべてっ!