名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ぬしが」
「わっちを選んでくれたことはずっと覚えておく」


タイトル:狼と香辛料(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:わたなべひろかず:渡邊宏一
編集  :?
キャラ :ホロ (299 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

狼と香辛料は、経済要素を大きく取り扱った希有な物語にして、かつ狼少女の耳と尻尾が一部の人々のハートを直撃する小説でもあります。
中世風の世界観上で、行商人であるロレンスと、狼の化身である少女(といっていいかどうかは多少議論の余地が無くもないですが)・ホロの旅路を描きます。経済的要素が、と最初に書きましたが専門知識がないとわからないというようなものではないので、安心して手にとっていただけるかと。
賢狼としてロレンスをさんざん手玉に取るかと思うと、ふとかわいい一面を見せたりするホロにみんな転んでしまうがいいのです。
しかし、まずは物語そのものが実に魅力的。おすすめです。

それでは本日の台詞解説。
旅をしていく中で二人の絆は着実に育っているようです。なお、このシーンは実際に読むともっと重要な意味を持つのですが……そこは読んでのお楽しみ。とりあえず、愛?