名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「君たちっ」
「はひっ?」
「わたしのことを変な人だと思っているようだが……
それは認めよう」
「み、認めちゃうんだ」
「潔い人だな~」
「だが、わたしが変人だとしても、君たちには負けているぞっ。今年の新入団生は、騎士団史上最高最強の、いや最凶かもしれないが、ともかく最高の変人揃いだという評判が立っているんだからなっ。
そこでわたしは、実際に君たちを自分の目で見て、その評判の真偽を確認してみようと思いたち、こうして特別講師役を買って出たわけだっ。そうして君たちのありのままの姿を見たくて、こうしてここに隠れていたのだよ。どうだ、驚いただろう?」
「で、エァリァス様、どうでしたか、自分たちは?」
「評判以上の変人だな、君たちはっ。超変人っ」
「酷っっっ」


タイトル:鋼鉄の白兎騎士団 4(小説:ファミ通文庫)
作者  :まいさかこう:舞阪洸
絵師  :伊藤ベン
デザイン:?
編集  :?
キャラ :エァリァス&遊撃小隊の面々 (82 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

イラストだけみると、これどこのかのこん?(いや、ほら口絵を見てみれば一目瞭然。ラノベサイトのエロごと担当hobo_kingさんがまだ手をつけていないのが私には信じられません!)とか言いたくなるようなえっちぃイラストで毎回サービスしてくれるのですが、それはあくまで羊の皮の部分。
ストーリーラインもかなりしっかりしていてこのところしつこいようにおすすめを繰り返しているファンタジーな架空戦記でもあります。
白兎騎士団に入り立てのいずれ劣らぬ癖の強い新人たちが、大きな局面に対して起死回生の奇策などでピンチを切り抜けていく様は非常に読んでいて気持ちがいいです。で、そういう骨太な戦闘・戦略部分とは別に女だけの騎士団という特異性で、まあほんとに三人寄れば「やかましい」。見ててほんとにじゃれ合いは飽きません。

というわけで、今日紹介する台詞はそっちのにぎやか方面のものですね。
このなんとも言えないハイテンションなノリが少しでも伝わってくるといいんですが。