名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

《それでは、いつか、どこかの時間線上で。またお会いいたしましょう。できれば》


タイトル:学校を出よう! 2 I-My-Me(小説:電撃文庫)
作者  :たにがわながる:谷川流
絵師  :あおなまさお:蒼魚真青
デザイン:おぎくぼゆうじ:荻窪裕司
編集  :?
キャラ :音透湖 (284 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ぎをらむさんが「涼宮ハルヒの分裂」の構成と続きに興味があるなら「学校を出よう!」を読もうという記事を挙げていて、うんうん全く同意だよと思い、実はこの台詞ブログ化する前に一度取り上げてはいるのですが、再登場してもらうことにしました。
長い文章は読む気のない方のために、手短に言いますがSF的な構成に惹かれる人なら、「学校を出よう!」は読むしかないぜ!ということです。

涼宮ハルヒシリーズより売れてないことは残念ながら明らかなため、現状第一部完で止まってしまっていますが、ハルヒに比べるとSF的な要素がかなり濃縮されて詰め込んであり、さらに登場するキャラもかなりの奇人変人オンパレード。ツボに入ったらやみつきになります。ツンデレゴスロリ少女の茉衣子と筋金入りのトリックスター・宮野秀作は特に作品を代表するコンビと言えるでしょう。
全体的にいろいろと濃い味付けが嫌いでなければぜひお試しを。

ただ、一点だけ注意。1巻は読み飛ばすか、もしくは2巻から先に読むこと。私の知る限り、2巻より1巻の方が好きだと言った方はただ一人しか知りません。私自身、1巻は読み進めるのがかなり辛かったのでそういう変則的な読み方を推奨します。
ああ、ほんとうに「学校を出よう!」の続き出ませんかねえ……

……あぶない、台詞の解説完璧に忘れてました(汗
時間移動能力者のお別れの挨拶です。なんというか、流れるような台詞だとは思いませんか?