名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「きさま、あの女と交尾をする予定はあるか」
「何を言うとるんだ。おまえは」
「あるのかないのか」
「ないに決まってるだろうが」
「ならよい。とりあえずはな。
出会った若い男女は、八割以上の可能性で、交尾、もしくはその予備動作をするのだ」
「テレビの見過ぎだ」
「そして旧い女は捨てられるのだ。女の人生などそんなものだ」
「何を見てるんだおまえは」
「きさま、私を捨てるなよ」
うわ可愛い。
「捨てたら殺す。女を」
前言撤回。
「そして、きさまの身体を壊す。以降自由意志は与えん。
反抗は無意味だ。故に最初から止めておけ。実に合理的だ」


タイトル:たま◇なま ~生物は、何故死なない?~(小説:HJ文庫)
作者  :ふゆきしのぶ:冬樹忍
絵師  :魚
デザイン:?
編集  :?
キャラ :由宇&火見透 (64 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

例えばネギま!におけるエヴァンジェリンなんかがそうですが、外見上は少女でも、中身は人生を戦い抜いた大先輩で口調はとても偉そう……という図式はいいものです。
鉱物生命体ゆえに言うことが世間の常識からはずれてますが、そのズレが掛け合い漫才と化してますね。

さて台詞解説。
クラスメイトの少女と言葉を交わす透を見て、嫉妬回路が起動……したのか、それともそうではないのか。
宇宙人の思考形態そのものがツンデレ的な気が……。