名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

わたしは、あなたがそこにいるだけで、いいのです。
あなたがそこにいて、わたしをときどき、気にかけてくれると思うだけで、わたしは幸せになれるのです。あなたが何も傷つかずに、この国に、あなたを必要とする美しい世界に君臨できるのなら、わたしはそれでいいのです。
そう思ったはずだった。ずっと、それでいいはずだった。


タイトル:ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと運命の輪(小説:コバルト文庫)
作者  :あおきゆうこ:青木祐子
絵師  :あき
デザイン:?
編集  :?
キャラ :クリス (27 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品説明は書影クリックで~。
少女小説ですが、今主流になっているお元気少女が主役ではないこともあって、全体的にしっとり感が。
落ち着いた雰囲気の作品を好まれる方にはきっと気に入っていただけると思います。

さて台詞解説。
身分違いの恋の相手に対する想いの独白。うう、切ない……。
ちなみに世界に君臨するというのは相手は英国貴族の青年なのでこんな表現になってます。