名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「ダメだ。立て」
「私の国では、負け犬の定義は厳密だ。自分は敗北にしか値しないと思い込んだ、正真正銘の敗者だ。人生の真の敵である徒労感を克服できず、打ちのめされた人間だ。そういう、ある意味で正しい挫折をした者を、さらに打ちのめしてくれるありがたい文句がある。立ち上がって戦え(スタンド・アップ・アンド・ファイト)――君の場合は、飛び立って戦え(フライ・ハイ・アンド・ファイト)がふさわしい」
「君はそんなにも若く、そんなにも素晴らしい羽があり、そんなにも素質に恵まれていながら、悪夢から二度と抜け出せなくなったというのか?」


タイトル:スプライトシュピーゲルIV テンペスト(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :うぶかたとう:冲方丁
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ハロルド (378 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

燃えるSFアクション。おすすめ。
あと、このシリーズを読まれる時は必ずオイレンシュピーゲルもセットで読むようにしましょう。
読む順番は両シリーズの1巻、2巻を順番に制覇していくことをおすすめします。

それでは台詞解説。
飛ぶことのできる特甲児童・鳳が、相次ぐ挫折感から護衛任務を達成できる自信をすっかりなくしてしまったところへ、FBI捜査官であるハロルドが発破をかけてます。
ほんと、ハロルドはかっこいいんだよなあ……挿絵が見てみたかったくらいですええ。