名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「大体じゃな、わっちのように男と二人旅をしとる者に、狼に詳しいのかと聞くのはおかしいということでありんす」
「よいか? そのような者に対し、狼に詳しいかと聞いたところで答えは決まっているようなもの。なぜならの」
「なぜなら、夜になれば狼は常に現れるからじゃ。目の前に、こんな可愛い兎がおるんじゃからの。毎晩狼に食べられる兎が、狼のことを知らぬわけがあるまい?」
「うふふふふふ。うむ、よい反応じゃ。しかしの。先ほどのわっちの答えを思い出すがよい」
「わっちの連れこそどちらかといえば兎じゃ。かまってやらぬと寂しさで死んでしまう」


タイトル:狼と香辛料 (2)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:わたなべひろかず:渡邊宏一
編集  :?
キャラ :ホロ (293 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

行商人を主人公にして経済というライトノベルでは非常に希有な要素を前面に押し出しつつも、賢狼ホロという中身は老獪なくせに愛らしい外見に惑わされっぱなしの少女を相棒とすることで、読みやすさも同時に保っている硬軟両派におすすめの作品が、この「狼と香辛料」シリーズです。2巻でもその勢いは全く衰えていません。
経済のかけひきを楽しむのはもちろんのこと、ホロの言動にも惑わされてください。

それでは台詞解説。
本物の狼の話から、いつの間にか話がズレて妙な方向に。
さすがはホロ、話し相手やら相棒やらもてあそびっぱなしです。