名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「頑張れリュウシさん!」
「頑張れ! 活躍ってすっげー難しいけど! 俺は無理だった! あん時は応援もしなかった! ずっと下見てた! 横に座ってる奴らがフィールドの中の連中を応援してるのが理解出来なかった! 正直、今もわけ分かんねーって思ってる! だけど大差ないよな! 俯いてるのと、応援してるの! そんなことしてないで練習していればよかったんだよ! 頑張ればよかったのに! そこまで、徹底的に好きじゃなかったから! それでも引きずってるけど! だから、リュウシさん頑張れ! すっげー頑張れば色んな人に後悔させるぐらい頑張って欲しい! だからリュウシさん、すっげー頑張っれ! 無理すんなとか、言わないから!」


タイトル:電波女と青春男 3(小説:電撃文庫)
作者  :いるまひとま:入間人間
絵師  :ブリキ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :丹羽真 (251 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

電波な人は出てくるけど、まごうかたなき青春小説。
特に実質、主人公の叔母の女々(39)が主役と化してる2巻は必見。
なお、入間人間未読だけど手っ取り早く雰囲気を知りたい方は3巻のあとがき小説を読んでみてください。これが短いながらもみごとな青春小説になってます。

それでは台詞解説。
補欠のバスケ部員リュウシさん。出番が果たしてくるかどうかわからなかったけど、ついに出番が訪れた……ものの、緊張でガチガチ。そんなリュウシさんに、やはり過去サッカーを志すものの途中で挫折した真が、普段の日和見主義を投げ捨てて懸命の応援を! ああこれぞ青春。