名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞 その2

「イザヤ様が悪いんです! 絶対にイザヤ様が悪いんです! いつもいつも、どうしてイザヤ様が私を伴ってくださらないのです!
イザヤ様の剣で盾なのが私だと、何度も言ったはずです。なのにその剣をおいて、どうしていつも勝手に行動してしまうんです! こんな風に主を捜さなきゃならないのなんて、人形としての屈辱で、主の怠慢と判断します。今回単独で断罪衣(イスカリオテ)の展開ができたようですが、それだって運否天賦に違いないでしょう。一体どれだけしたら、学んでくださるのですか! ああもう、どうしてもっと使ってくれないのかと抗議するのが私です! もう少しぐらい頼ってくださってもいいと切実に思うのが私です!」
「それは、その……
その……悪かった」
「……分かってくださればいいのです」


タイトル:イスカリオテ 4(小説:電撃文庫)
作者  :さんだまこと:三田誠
絵師  :岸和田ロビン
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ノウェム&久瀬イザヤ (228 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

しつこく言いますが人形スキーには大いに推奨。

それでは台詞解説。
人形として最初のうちは感情表現も控え目だったノウェムですが、最近はイザヤにはすっかりこんな有様で、ああもうかわいいなあちくしょうめ!