名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「お前は本当に――」
「――いい奴だった。バカで、お調子者で、頭が悪くて、要領が悪くて、不器用で、バカで、いい奴で、バカだった」


タイトル:迷宮街クロニクル4 青空のもと 道は別れ(小説:GA文庫)
作者  :はやしりょうすけ:林亮介
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?
キャラ :真城雪 (434 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ウィザードリィを現代日本でやる、そんなコンセプトの群像劇です。
物語を読むと、どんなベテランだろうとどんないいキャラだろうと死ぬことはあっさり死んでしまうので読んでて気が抜けません、そんなシリーズもついに完結。

それでは台詞解説。
物語終盤の台詞なので、あえて思わせぶりな台詞にしてみました。これ、群像劇であるこの作品中でも、ほぼ主人公としての扱いを受けている我らが真壁啓一がどれだけ愛されてる存在なのかがわかります。この短い台詞の中に、どれだけの思いが詰まっていることか!