名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「信じることだ、レニィ。前を向いて戦うかぎり、勝利を疑ってはいけないよ。疑いが首をもたげたら、そのときは生き抜くために逃げるか、大切なひとを守って死ねばいい」
「ずいぶん簡単なんだな」
「難しいと思うのは、たぶん、自分で難しくしているからだよ」
「……かもしれねえ」
「愛して、憎んで、生きて、死ぬ。それが人生のすべてだ」


タイトル:薔薇のマリアVer1 つぼみのコロナ(小説:スニーカー文庫)
作者  :じゅうもんじあお:十文字青
絵師  :BUNBUN
デザイン:?
編集  :?
キャラ :ロム・フォウ&レニィ (96 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

すっかり人気シリーズとなった薔薇のマリア。ウィザードリィ的な世界観の中で繰り広げられる冒険と人間模様。特に巻を重ねるにつれて、世界のありようと人間には深みが出てきました。
外伝的な位置づけですが、コロナを主役としたこの巻は最たるものと言えるでしょう。
あまり多くは語りませんが……涙なくしては読めません。
今まで「コロナ、うざい」「なんでいるの」などと思っていた人もいるんじゃないかと思いますが(ごめん、実はわたしがそうでした)……マリアナ海溝よりも深く反省してます。そんな過去を背負っていたとは……orz
この巻を読んで、180度コロナに対する見方が変わりました。

それでは台詞解説。
強敵とぶつかることになり、緊張を強いられているレニィに教えるかのような人生観をロム・フォウが語っています。このシンプルな価値観が実に彼女の性格と合っていると思います。