名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「あたしは結局……家族も救えずに、罪のない人々を死に追いやった……」
「お前が自分を責めるというなら、俺は止めねぇ……でもな!
もしもお前が贖罪を望むなら……自分で責め続けるよりも、死んでしまった人々よりもたくさんの人を、お前の魔法で救え。それがお前の願いだったはずだろう」
「…………」
「それでもお前は自分を許せねぇかもしれねぇ。死んでいった人々も許しちゃくれねぇかもしれねぇ。でもきっと、それが贖罪ってもんなんだと俺は思う。
もしもそれが辛すぎて、潰れちまうってんなら」
「……タケ……ル」
「諦めてしまいそうになるってんなら、その時は」
「……タケル……っ」
「俺が半分ーー背負ってやる!」


タイトル:対魔導学園35試験小隊 2.魔女争奪戦(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :やなぎみとうき:柳実冬貴
絵師  :切符
デザイン:?
編集  :?
キャラ :二階堂マリ&草薙タケル (251 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

熱い、実に熱い物語です。
詳細は書影クリックで。熱いけど、ちゃんとサービスも忘れないとこがまたよし。

それでは台詞解説。
魔法使いに人質を取られ、利用された挙句騙されていた魔女・マリ。彼女の絶望に対して、タケルは言います。おおお、ど直球。熱い男。