名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「まだやるかい?」
「……やるぜ。しんがりは俺が持つって言っちまった。
行き先は地獄に変わっちまったけどな」


タイトル:お・り・が・み 光の徒(小説:スニーカー文庫)
作者  :はやしともあき:林トモアキ
絵師  :2C=がろあ〜
デザイン:LIGHTNING
編集  :?
キャラ :イフリート&香良州菊人 (113 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

お・り・が・みは、どう説明するべきですかね……メイドが魔王候補で天使が出るわ魔人が出るわ勇者がでたりとにかく一筋縄でいかない要素をぶち込んだ、なんでもありな現代ファンタジーです。わかりやすい正義と悪の構図は意味を成さず、神殿協会も裏の顔はかなり擦れてるし、だからといって魔の側が実は正義、とかいった単純なものでもない。この二大勢力の混沌としたぶつかり合いが魅力です。超展開、の一言で片づけるにはちょっと魅力がありすぎ。
ちなみにシリーズもので現在6冊出ていて、次巻で完結です。
論理的なストーリー展開でないと納得出来ない!という方にはおすすめしませんが、どっちに転がるかわからないそんな物語を所望される方にはおすすめっていうかイチオシです。なお、巻が進むにつれてよくなるので1冊だけでは判断しないほうがいいかと。私も実は1巻で止めていて、再び再開してみたらはまったクチなのです。1巻表紙見てるとあたかもメイド萌え小説かのように見えますが……騙されてはいけません。萌え要素はちゃんとあるけれど、一大アクション小説です。

それでは本日の台詞解説。
絶望的な状況を目の前にして、悲壮感漂う漢の台詞です。