名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

本日の名台詞

「言えるチャンスのはずだったのに。演技だよってごまかして、逃げられるようにしておけば平気だと思ってた」
「辛いだけ?」
「……う」
「苦しいだけ?」
「……ううん。迷えるだけで、しあわせ、なのかも」


タイトル:天使のレシピ (2)(小説:電撃文庫)
作者  :おとぎまくら:御伽枕
絵師  :松竜
デザイン:?
編集  :?
キャラ :妹(名前不明) (55 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

天使のレシピ2は、このラノ2007でもおすすめさせてもらいました。恋愛について描いた連作短編もので、すすめている私自身も「天使は不要」と思い続けてますが、2巻になって根っこになる恋愛の「やりとりの部分がすごくよくなりました。

さて台詞解説。
兄を好きになってしまった妹が「告白するかどうか」で苦悩している中の一場面です。兄妹は演劇部だったのでそれを利用して「好き」というはずが結局言えず……。