名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

たかぎあつし:高木敦史

10/11/03 - の記事

“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人

タイトル:“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人(小説:スニーカー文庫)
作者  :たかぎあつし:高木敦史
絵師  :笹森トモエ
デザイン:?
編集  :?

前作『“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕』で、綺麗に風呂敷を畳みきっての終わり方だったので、いったいどう続けるのか?というところに興味を持っていたのですが……

菜々子さん影のラスボス化&新主人公にバトンタッチと装いを変えてきました!
おおいによかったと思います。
日常ミステリですが、米澤穂信の小市民シリーズを好きな方にもぜひ読んで欲しい!

10/08/01 - の記事

“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕

タイトル:“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕(小説:スニーカー文庫)
作者  :たかぎあつし:高木敦史
絵師  :笹森トモエ
デザイン:?
編集  :?

第13回角川学園小説大賞<優秀賞>受賞作。
帯に「最終選考で物議を醸した」とあったんですが、読んでなるほど。
これはかなりミステリに軸が寄ってます。しかも構成にもかなり癖がある。
文体とか内容の問題で序盤は読むのがキツイと思われますが、そこを我慢すれば中盤以降のミステリ展開はかなり読み応えあり。

なお、普通のラブコメを期待する人には端から向いてないのでご承知おきを。