名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

ビブリア古書堂の事件手帖

12/06/24 - の記事

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~

タイトル:ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~(小説:メディアワークス文庫)
作者  :みかみえん:三上延
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

人気沸騰の古書ミステリ。
特に古書の知識は必要ありません。本好きならまず間違いなく読んでてわくわくしてくるはずです。

ビブリア古書堂の店主・栞子さんが、古書にまつわる様々な謎を解き明かすのを、本を読めない体質であるにもかかわらずビブリア古書堂の店員となった青年・五浦視点から見ていく物語。

ミステリ部分の蘊蓄と、近づいてないようで微妙に接近してる二人の距離感の描写、この二つがどちらも絶妙!
3巻も安定した筆致で魅せてくれます。

11/11/10 - の記事

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常

タイトル:ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常(小説:メディアワークス文庫)
作者  :みかみえん:三上延
絵師  :こしじまはぐ:越島はぐ
デザイン:?
編集  :?

鎌倉の片隅で営業しているビブリア古書堂。そこの若く美しい女店主・篠川栞子が古書にまつわる様々な謎を解いていくのを、本は嫌いじゃないがいろいろあってまともに読めない体質なのに、バイト店員になった青年・五浦大輔の目を通して語る古書ミステリ。

結末がどちらかというとほろ苦いものが多かったり、店主の栞子さんも内気で優しげな印象に終わらない別の一面も持っていたりと、全体的にビターテイスト。ですが、本好きなら実在の古書にまつわるいろんな裏話を見ているだけでわくわくしてくることでしょう。
メディアワークス文庫だけに、大人向きの作りになってますがおすすめです。

11/06/07 - の記事

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち

タイトル:ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち(小説:メディアワークス文庫)
作者  :みかみえん:三上延
絵師  :こしじまはぐ:越島はぐ
デザイン:?
編集  :?

三上延の新境地! これはおもしろい!

メディアワークス文庫はどうしてもチェックが甘くなるんで、3月に出てたけどスルーしてましたが、人から『三上延の最高傑作』とまで言われ、あわてて注文、速攻で読み終えた次第です。

おおう、これは……
古書店での本のやりとりを通して見える人間模様です。異能、超常現象一切なし。キャラものではなく、しっかりとした人間模様を読みたい方、そしてもちろんビブリオマニアな方にはぜひ!