名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

魔王なあの娘と村人A

12/04/13 - の記事

魔王なあの娘と村人A 3

タイトル:魔王なあの娘と村人A 3(小説:電撃文庫)
作者  :ゆうきりん
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

一応大枠でくくると魔王ものと言えなくもないですが……設定がおもしろいのが特徴です。
<個性者>と言われる魔王、勇者などは普段一般人を個別の存在として知覚できないが(いないのと一緒! 話しかけても気づいてもらえない)、主人公は個体識別されて会話とかもできるんだよ! 特別扱いだよ! とまあそんな感じ。

前巻で出てきたロボットの個性者で不登校中の少女が鍵。

11/11/20 - の記事

魔王なあの娘と村人A 2〜牛と勇者とパンプキン〜

タイトル:魔王なあの娘と村人A 2〜牛と勇者とパンプキン〜(小説:電撃文庫)
作者  :ゆうきりん
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

ぶっちゃけラブコメです。
ただ、このシリーズは設定がおもしろいんですよね。
世界には、<個性者>と呼ばれる特別な能力を持った子供達がいて、大人になるとそれぞれの個性にあわせて<勇者>や<魔法使い>として別の世界に行き、物語世界に行き、それぞれに与えられた<名>通りの力を発揮する。その働きはこちらの世界に利益をもたらすので、個性者たちは特別扱いを受けている。また個性者たちは、魔王、勇者、村人といったカテゴリによって行動に影響を受ける……

なにやら長いですね。大事なのはここ。
魔王、勇者などは普段一般人を個別の存在として知覚してないが、主人公は個体識別されて会話とかもできるんだよ! 特別扱いだよ! とまあそういうことです。
前巻で設定は出たので、2巻は主人公を挟んで、勇者と魔王の三角関係ラブコメをやってますええ。

11/05/10 - の記事

魔王なあの娘と村人A―幼なじみは勇者です

タイトル:魔王なあの娘と村人A―幼なじみは勇者です(小説:電撃文庫)
作者  :ゆうきりん
絵師  :あかひと:赤人
デザイン:?
編集  :?

これは設定の勝利! おすすめ。

世界には、<個性者>と呼ばれる特別な能力を持った子供達がいて、大人になるとそれぞれの個性にあわせて<勇者>や<魔法使い>として別の世界に行き、物語世界に行き、それぞれに与えられた<名>通りの力を発揮する。こちらの世界では、異能を発揮するほどではないが、やはり凡人である<村人>とは人間としての有り様が違っていて……。
読むとわかってきますが、この辺の理屈づけが「ああなるほど!」と思わせるような仕掛けになってるのがポイントです。

で、これは平凡きわまりない<村人>でしかない主人公・佐東二郎が、何の間違いか<勇者>や<魔王>のような個性者と関わる羽目になるお話。