名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

06/06/13 - の記事

極楽トンボの戯れ言

このところ、ニュースとかが紹介できてません。どうせうちは二次的な紹介しかしてないも同然なんですが、それでも「これはちょっと改善しないとなあ」とは思ってます。同人関係でテンパってるのが主要因ですが、一息ついたらきっちりニュースもフォローしていきますので、それまでは名台詞と本の紹介だけは死守するということでご勘弁を。

新刊情報:2006年6月発売のGA文庫

15日発売のGA文庫新刊ですが……この段階で「これ!」と言えるものはなく、読んでみないことには何とも言えないものが多いようです。いずれ紹介するということで。

シャムロック 「狂乱のロボットバトル ですぅ~」 沢上水也
虚攻の戦士 ~偽リノ剣、穢レタ鎧~ 神野オキナ
神曲奏界ポリフォニカ インスペクター・ブラック 大迫純一
デモンズサモナー 王権の剣 中里融司
ウォー・ジェネレーション~放課後防衛隊~ 柿沼秀樹

撲殺天使ドクロちゃんです

タイトル:撲殺天使ドクロちゃんです(小説:電撃文庫)
作者  :おかゆまさき
絵師  :とりしも
デザイン:?
編集  :?

ドクロちゃんトリビュート小説(公認二次創作みたいなもの)です。著者&絵師は以下の通り。
著者:おかゆまさき、水島努、谷川流、築地俊彦、時雨沢恵一、高橋弥七郎、ハセガワケイスケ、成田良悟、鎌池和馬
絵師:とりしも、CLAMP、氷川へきる、駒都えーじ、いとうのいぢ、渡辺明夫、しゃあ、若月神無

さて、元から熱の入ったドクロちゃんファンは買うに決まっているので、そうではない方に向けて紹介します。
敢えて言いますが、元ネタであるドクロちゃんを一冊も読んでいなくても大して問題ありません。毎度桜くんがエスカリボルグで撲殺されては謎の呪文『ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー』で復活することだけ知ってればokです。それよりも各作家の作風を知ってる方にこそおすすめ。

CYNTHIA_THE_MISSION 3 (3)

タイトル:CYNTHIA_THE_MISSION 3 (3)(コミック:REXコミック)
作者  :たかとおるい:高遠るい
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

えーと、この表紙絵はあまりにもイメージが違うだろ!と思うので(ある意味ではこれも全く真実の姿ではあるのですが・・・)2巻にも参考までにリンク張るのでそっちの絵も参考にしてみてください。
ある一面ではバキのようでもあり、でも全然違う部分もある、とにかくちょっと一癖もふた癖もある格闘漫画です。
たぶん好みがはっきり分かれそうな気はしますが、私はすんごい好きです。
まだまだ知ってる人は限られそうなので、ここにはりきっておすすめしておきますね。

セカイのスキマ

タイトル:セカイのスキマ(小説:富士見ミステリー文庫)
作者  :たしろひろひこ:田代裕彦
絵師  :綾瀬はづき
デザイン:?
編集  :?

今までずっと「あの」富士見ミステリー文庫で(現在レーベル内で稼動中の作家さんとしては唯一といってもいいくらい)ミステリにこだわってきた田代作品の新作です。
冒頭から気弱眼鏡っ娘が出てきたり、ザシキワラシがどうのこうのと言い出すので果たしてどうなることかと思っていたら、やっぱりミステリにこだわってます。
ただし、なにせ「ザシキワラシ」うんぬんと言うくらいなので、そっち方面の展開もあるにはありますが特に怖くはないのでそれについてはご安心?を。

06/06/12 - の記事

本日の名台詞

「ちょっとお隣さん。トゥック……、ええとトックトイッ……、ええと……」
「トゥックトゥイックです」
「ツゥクトットット……、ええい、言いにくい。あなたなんてツクツクさんで充分だわ」
舌を噛みそうになって、いや、本当は少し噛んであたしは叫んだ。別段難しい発音ではないはずなのに、なぜかあたしには言いづらい。こういうときは、言いやすいように略してしまうに限る。うん、それが正義だ。


タイトル:お隣の魔法使い 始まりは一つの呪文(小説:GA文庫)
作者  :しのさきさみ:篠崎砂美
絵師  :尾谷おさむ
デザイン:大橋勉
編集  :?
キャラ :メアリー・フィールズ (17 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

まったり、ほのぼの、癒されます。
魔法使いという名前が付いてますが、感覚的にはちょっとだけ不思議な日常の中の非日常、おとぎ話のような優しい物語です。例えば学園異能とか(笑)殺伐とした物語ばかり読んでいる時にこれを読むとものすごく癒されます。

さて台詞解説。
この作品は、物語展開が連作短編のような形になってるのですが、毎回毎回ツクツクさんと名前を略されたお隣さんがいちいち訂正するのが絶妙な繰り返しとなって、よい感じです

自転車創業の新作は 『そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ』

えーと知る人ぞ知る、「あの素晴らしい をもう一度」「空の浮動産」「ロストカラーズ」という非常に個性的なストーリーを持ったゲームを送り出し続けている自転車創業の新作が少し前にタイトル告知され、キャラクター紹介などがアップされています。
相変わらずというか、謎だらけのゲームのようです。

●タイトル/『そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ』

●物語/爆弾解体(探す方がメイン)
(ちなみにサイト内の日記によれば、『見て分かるとおりジャンルはハートフル学園純愛ラブコメです。よろしくお願いします』だそうですが……意味分からんわー!!)

キャラクター紹介
上のリンク先参照。読めば読むほど困惑します。

06/06/11 - の記事

本日の名台詞

「大体じゃな、わっちのように男と二人旅をしとる者に、狼に詳しいのかと聞くのはおかしいということでありんす」
「よいか? そのような者に対し、狼に詳しいかと聞いたところで答えは決まっているようなもの。なぜならの」
「なぜなら、夜になれば狼は常に現れるからじゃ。目の前に、こんな可愛い兎がおるんじゃからの。毎晩狼に食べられる兎が、狼のことを知らぬわけがあるまい?」
「うふふふふふ。うむ、よい反応じゃ。しかしの。先ほどのわっちの答えを思い出すがよい」
「わっちの連れこそどちらかといえば兎じゃ。かまってやらぬと寂しさで死んでしまう」


タイトル:狼と香辛料 (2)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:わたなべひろかず:渡邊宏一
編集  :?
キャラ :ホロ (293 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

行商人を主人公にして経済というライトノベルでは非常に希有な要素を前面に押し出しつつも、賢狼ホロという中身は老獪なくせに愛らしい外見に惑わされっぱなしの少女を相棒とすることで、読みやすさも同時に保っている硬軟両派におすすめの作品が、この「狼と香辛料」シリーズです。2巻でもその勢いは全く衰えていません。
経済のかけひきを楽しむのはもちろんのこと、ホロの言動にも惑わされてください。

それでは台詞解説。
本物の狼の話から、いつの間にか話がズレて妙な方向に。
さすがはホロ、話し相手やら相棒やらもてあそびっぱなしです。

06/06/10 - の記事

極楽トンボの戯れ言

じゃじゃーん、ここのブログもコメント書き込みに対応しました!
とはいっても、デフォルトでは無効にされており、こちらがコメント書き込みを有効にした記事のみコメントを受け付けるという卑怯な仕様ですが(笑)
なにか意見を集める際には、今後利用していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
適当にテスト的な書き込みとか、このブログにも慣れてきたところで要望などあればテストも兼ねて書き込んでみてください。(この記事ではコメント書き込みを有効にしてあります)

新刊情報:2006年7月発売のHJ文庫

7月1日創刊されるHJ文庫。創刊時のラインナップは以下の通り。
なお、この6作品についてはお試し読みが可能になっていますので、興味のある方は内容をチェックしておくとよいかも。

プリンセスはお年頃!1 榊一郎
串刺しヘルパーさされさん ~呪われチルドレン~ 木村航
ゴールドベルク変奏曲 五代ゆう
せんすいかん その1 水城正太郎
ブレスレス・ハンター1 葛西伸哉
ブライトレッド・レベル 在原竹広

狼と香辛料 (2)

タイトル:狼と香辛料 (2)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:わたなべひろかず:渡邊宏一
編集  :?

ライトノベルとしては非常に希有な存在である、経済を前面に押し出した、中世風の世界が舞台のファンタジーです。おすすめしまくってます。
ああでも「経済!」とかいって構える必要はありません。
賢狼であるホロのしっぽ(笑)と小悪魔的な態度に撃墜されるがいいのだ!(含む自分)

ラキア

タイトル:ラキア(小説:電撃文庫)
作者  :すおうつかさ:周防ツカサ
絵師  :久麻
デザイン:鎌部善彦
編集  :?

時間ループもの。鍵となる存在はいますが、基本的には共通の世界でそれぞれ独立した短編4つからなる物語です。
さすがに短編賞受賞されてるからなのか、実にそつがない作りです。ちょっと不思議要素の入った青春ストーリーといった趣。個人的には第3話がツボでした。
ちなみにあからさまに途中で話が終わってますので、そこだけご注意を。

06/06/09 - の記事

さよなら妖精 (文庫)

タイトル:さよなら妖精 (文庫)(小説:創元推理文庫)
作者  :よねざわほのぶ:米澤穂信
絵師  :?
デザイン:?
編集  :?

以前ソフトカバーとして出版されていた「さよなら妖精」が文庫化です。

本日の名台詞

「自警団として……あんた達に三つの事を要求する。何、ガキでもできる単純な事だ」
「喧嘩を止めろ。武器をしまえ。そして……とりあえず、落ち着け」


タイトル:がるぐる!―Dancing beast night (下)(小説:電撃文庫)
作者  :なりたりょうご:成田良悟
絵師  :やすだすずひと:ヤスダスズヒト
デザイン:?
編集  :?
キャラ :葛原宗司 (311 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

今日も台詞に対して、本の紹介文が追いついてません。すみませんです。
終始ハイテンションで送る、群像劇「越佐大橋」シリーズの完結編です。
……完結編といいながら、あとがきをみるとごにょごにょ……ですが。

それでは本日の台詞解説。
過去のいきさつから、何よりも銃を嫌い、そしてどんな悪党であろうとも自分自身は殺さないという枷をつけていながら、誰からも一目置かれ、その実力を恐れられる葛原。
飾りっ気の台詞ですが、実際の一シーンの流れの中で見ると実に実に渋い一言なのです。

新刊情報:2006年6月発売の富士見ミステリー文庫

10日発売の新刊。今回はベタベタの恋愛ものばかりのはずですが、強いて言うならミステリ色の強い田代裕彦による「セカイノスキマ」がいったいいかなる出来なのか非常に気になるところです(笑)。

うれしの荘片恋ものがたり ひとつ、桜の下 岩久勝昭
さよなら、いもうと。 新井輝
たましいの反抗記 すてるがかち! 水城正太郎
セカイのスキマ 田代裕彦

06/06/08 - の記事

本日の名台詞

「姉さん(ドジっ娘)が……増えた」


タイトル:がるぐる!―Dancing beast night (下)(小説:電撃文庫)
作者  :なりたりょうご:成田良悟
絵師  :やすだすずひと:ヤスダスズヒト
デザイン:?
編集  :?
キャラ :シャーロック (82 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

ちょっとここんとこ立て込んでいて紹介に手が回ってなくて申し訳ないです。
徐々に反映させていきますので……(汗
越佐大橋シリーズの完結編です。

さてそれでは台詞解説。
マイペース極まる姉であるシャーロットに振り回されっぱなしのシャーロック。で、ある日事務所に別の……やっぱり天然の入った女性が一人。その行動に思わず出た弟の反応です。
笑ってしまいました。

06/06/07 - の記事

ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典

タイトル:ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典(小説:講談社ノベルス)
作者  :にしおいしん:西尾維新
絵師  :竹
デザイン:?
編集  :?

ただの用語集だと思うなかれ。戯言シリーズファンは絶対に買うべきです。
なぜなら用語集の隅から隅まですべて西尾維新自らによる書き下ろしなのです!

新刊情報:2006年6月発売の電撃文庫

6/10発売の電撃文庫新刊情報。
なんといっても狼と香辛料II、これに尽きます。
それともう1点は撲殺天使ドクロちゃんのトリビュート文庫。こんだけのメンツが揃って好き勝手書いたらいったいどうなってしまうのか!? シリーズを途中で読むのを止めた方にも買いなのでは?

狼と香辛料 II 支倉凍砂
灼眼のシャナS 高橋弥七郎
レジンキャストミルク4 藤原祐
撲殺天使ドクロちゃんです おかゆまさき、水島努、谷川流、築地俊彦、時雨沢恵一、高橋弥七郎、ハセガワケイスケ、成田良悟、鎌池和馬

彼女は帰星子女 (3)

タイトル:彼女は帰星子女 (3)(小説:電撃文庫)
作者  :うえのゆう:上野遊
絵師  :あかざ
デザイン:?
編集  :?

感想はまた改めて書きます。
かなり好き。3巻になって、帰星子女である設定が動くようになりましたね。

ボクのセカイをまもるヒト (2)

タイトル:ボクのセカイをまもるヒト (2)(小説:電撃文庫)
作者  :たにがわながる:谷川流
絵師  :織澤あきふみ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

アスラクライン (4)

タイトル:アスラクライン (4)(小説:電撃文庫)
作者  :みくもがくと:三雲岳斗
絵師  :和狸ナオ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

半分の月がのぼる空 (7)

タイトル:半分の月がのぼる空 (7)(小説:電撃文庫)
作者  :はしもとつむぐ:橋本紡
絵師  :山本ケイジ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

灼眼のシャナS

タイトル:灼眼のシャナS(小説:電撃文庫)
作者  :たかはしやしちろう:高橋弥七郎
絵師  :いとうのいぢ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

06/06/06 - の記事

本日の名台詞

「頼りにしてるよ?」
「アダマスは、オニキスちゃんを頼りにしてます……それだけは、本当」
「怠りの罪は、行いの罪に勝るの。オニキスちゃんは、いろんなことするけど、なんやかやいうけど、怠ることだけはしないから。アダマスは、とてもとても尊敬している」


タイトル:魔道士なんて損ばかり!―サウザント・メイジ〈2〉(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :まりお金田
デザイン:リックデザイン事務所
編集  :笠原次郎
キャラ :アダマス (160 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

コミカルな部分とシリアスな部分が絶妙にバランスのとれた佐々原作品、そのデビューシリーズにあたるファンタジーです。ちなみに最近完結したトワイライト・トパァズシリーズと同じ世界で、時間軸としては前の時代の物語に当たります。トワイライト・トパァズを読む前でも、読んだ後でも構いませんがぜひセットでお読みになることをおすすめします。
私はこっちを読むのが後になってしまいましたけど、いろいろと新たな発見が続出で……今度はトワイライト・トパァズを再読したくなりました。

さて台詞解説。
まずは行動せよ!と一言で言えばそういう話です。

鋼鉄の白兎騎士団 I

タイトル:鋼鉄の白兎騎士団 I(小説:ファミ通文庫)
作者  :まいさかこう:舞阪洸
絵師  :伊藤ベン
デザイン:伸童舎
編集  :川崎拓也

さて、まず表紙を見て多くの人が最初に思うであろうこと。
「うわエロ! これなんてエロゲ?」・・・すいません、実は私もそう思ってなんとなく積読してました。で、あまりにも周りから聞こえてくる評判がよかったので、2巻が出たのをきっかけに一気読みしたわけですが・・・
めちゃくちゃおもしろいですこれ。断然買い。今まで読んでなかった自分を罵倒して穴掘って埋めよう。ていうか埋まれ!
ではどんな話かちょっと触れてみましょう。
主な登場人物は、女だけで構成された騎士団『鋼鉄の白兎騎士団(はがねのしろうさぎ)』の関係者。
まずはいきなり大規模な戦い直前のシーンで、応戦の算段をつけているシーンからはじまります。なにやら深慮遠謀があるようなのですが・・・以下、ネタバレというほどのものでもないんですが、先の展開など不要!という方はとっとと買いに走るべし。さて続き。

鋼鉄の白兎騎士団 II

タイトル:鋼鉄の白兎騎士団 II(小説:ファミ通文庫)
作者  :まいさかこう:舞阪洸
絵師  :伊藤ベン
デザイン:?
編集  :?

1巻で既にどっぷりとハマった非常にレベルの高いファンタジー。
今回もまた大規模戦の気になる動きがちらっと書かれるものの、はじまることなく2巻は終わりです。うーわーきーにーなるー。
いきなり2巻の紹介を見ている方は1巻の紹介をまずは読んでください。超おすすめのシリーズなのです。

極楽トンボの戯れ言

最近読んでて、「鋼鉄の白兎騎士団」と今さらながら読んでる「サウザント・メイジ」は相当におもしろいです。すばらしい。
……ところで、今日は誕生日だったり。もはやこの歳にもなると嬉しくもなんともないですが、でも玲朧月さんにお祝い絵をもらってこれは超嬉しい!! というわけでぺたり。

魔道士なんて損ばかり!―サウザント・メイジ〈2〉

タイトル:魔道士なんて損ばかり!―サウザント・メイジ〈2〉(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :まりお金田
デザイン:リックデザイン事務所
編集  :笠原次郎

サウザント・メイジシリーズ第2弾。
相変わらず、絶妙にコメディとシリアスのバランスがとれたファンタジーですね。

06/06/05 - の記事

本日の名台詞

「君たちは大馬鹿者だ」
「二次試験で合格してしまおうなどと、ふつうの人間は考えない。考えたとしても実行に移したりはしない。まったく信じがたいほどの大馬鹿揃いだ」
「だが」
「わたしは大馬鹿ものは大好きだ。ただの馬鹿よりも、ただの利口よりも、何かを茄子可能性があると思う。いや、思いもよらぬ危機に陥ったときに普段通りの力を発揮できるのは、ひょっとしたら大馬鹿者だけではないかとすら思っている。だから」
「君たちには期待している」


タイトル:鋼鉄の白兎騎士団 I(小説:ファミ通文庫)
作者  :まいさかこう:舞阪洸
絵師  :伊藤ベン
デザイン:伸童舎
編集  :川崎拓也
キャラ :レフレンシア (268 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

解説間に合いませんでした(汗
とりあえずものすごく気に入った!とだけ書いておきます。

06/06/04 - の記事

本日の名台詞

「応えよ、我が呼び声に。来たれ、我が眷属。我が血の道を辿り、命運の門を開け……」

「ジェダイトちゃん、助けてえーっ!」


タイトル:賢者なんて大キライ!―サウザント・メイジ(小説:ファミ通文庫)
作者  :ささはらしお:佐々原史緒
絵師  :まりお金田
デザイン:リックデザイン事務所
編集  :笠原次郎
キャラ :アダマス (127 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

日頃から「佐々原作品はいい!」と言ってるクセに、罰当たりなことに未だサウザント・メイジシリーズは積読して読んでなかったのです。これではまずいと、先日ようやく手に取ることが出来ました。
やっぱりおもしろい! 軽快なコメディと、そこにきらりと光るシリアスの一筋!実に絶妙です。
さー、読み始めたからにはシリーズ片づけないとね。

それでは台詞解説を。
なんてことはない、アダマスちゃんが召喚呪文を唱えているわけですが、この召喚のすごいところは魔法陣とかそういうった形式的な手順はほとんど必要としていないことです。本人が心から召喚しようと思う心、これが召喚の力となるようです。
単純にして強力。まことにでっかい召喚術だと言えるでしょう。