名台詞を通してはじめる読書もある。ライトノベルを中心に、作品の長所を追いかけて紹介していくサイトです。
 

過去ログ

09/02/18 - の記事

2009年2月 の新刊情報 一迅社文庫

さくらファミリア!3 杉井光 ゆでそば
あまがみエメンタール 瑞智士記
ようこそ青春世界へ! 淺沼広太

神聖のレジスタ3 不屈のエクソダス

タイトル:神聖のレジスタ3 不屈のエクソダス(小説:富士見ファンタジア文庫)
作者  :きたやまだいし:北山大詩
絵師  :尾崎弘宜
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/02/17 - の記事

本日の名台詞

「……優しすぎるんだよね、イタチさん」
「ごめんね、心配かけちゃって」
「謝ることじゃないよ。むしろ、そんなイタチさんだから、僕は好きなんだ」
「……え」
「あ、聞こえなかった? だから! 僕は! イタチさんのことが大好きなんだということを!」
「きっ、聞こえてる! 聞こえてるから、ほら、もうちょっと、その……し、静かにね?」


タイトル:ほうかご百物語 4(小説:電撃文庫)
作者  :みねもりひろかず:峰守ひろかず
絵師  :京極しん
デザイン:?
編集  :?
キャラ :白塚真一&イタチさん (41 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

妖怪のイタチさんと、イタチさん激ラブの真一のラブコメな日常を中心にしたまったり学園妖怪ライフ。ああラブラブ。

それでは台詞解説。
真一は日頃からイタチさんへの愛を高らかに謳う傾向があるのでこういう一幕は日常の一コマです。ほんと、いいカップルですねえ。

ほうかご百物語 4

タイトル:ほうかご百物語 4(小説:電撃文庫)
作者  :みねもりひろかず:峰守ひろかず
絵師  :京極しん
デザイン:?
編集  :?

学園に通うが、その正体は妖怪であるイタチさんと、そんなの関係ない!とばかりにイタチさんにベタ惚れの少年・真一。
二人のラブコメな日常と、妖怪達や学園の友人達との交流を描くまったり妖怪ふれあいストーリー。
少年系ライトノベルのラブコメとしてはちょっと珍しく、真一がこれ以上ないくらいイタチさんにベタ惚れなのをこれでもか!というくらい力いっぱい表現してて、イタチさんも完璧に両想いなんだけど真一パワーに押され気味。
今回、新キャラが出てきて軽いピンチに陥ったりもしてますが、やっぱり全体的にはラブでまったり風味。これがいいんだな!

ブラインドブックマーク? そんなものは不要だっ!

『ブラインドブックマーク』という、ラノベの挿絵を自分には見えても他人からは見えにくいというブックマークが話題になってました。

amazonではヒサゴ ブックマークという名前で取り扱いがあるようです(直販じゃないんで送料がアレですが…)。全七色。

が、ちょっと待った。

09/02/16 - の記事

シャムロック「黒衣のホワイトナイト ですぅ~」

タイトル:シャムロック「黒衣のホワイトナイト ですぅ~」(小説:GA文庫)
作者  :さわがみみずや:沢上水也
絵師  :西脇ゆぅり
デザイン:?
編集  :?

このシリーズに足りない物は色恋事だと思っていたら、最近になってそっちの望みも満たされる展開が多く、この巻でも恋愛要素補完が! ……まあしょせん圭一はどこまでも朴念仁ですが。

十六夜学院の現役学生でありながら、PP(民間警察)のシャムロック創設者でマッドサイエンティストで世界征服が目標と公言する少年・久我原圭一。彼とシャムロックメンバーの少女達の活躍するアクション。
バトルスーツが(犯罪を誘引するためというふざけた理由で)メイドの格好していたり実に趣味的に見えて、実は株価操作による買収合戦、ネゴシエーターによる心理戦といったテクニカルな要素もいっぱい詰まったシリーズです。

で・こ・つ・ん★

タイトル:で・こ・つ・ん★(小説:GA文庫)
作者  :のじまけんじ:野島けんじ
絵師  :しゅがーピコラ
デザイン:?
編集  :?

シスコンとブラコンと女装が主な要素です。
ただし1巻時点では女装方面はソフト?仕様で、シスコンブラコンもまっとうな家族愛の延長で収まった愛になってます。一部の方には残念でした(笑)。まあそうはいってもお約束はちゃんとあるのでご安心ください。
ちなみに「でこつん」は、おでことおでこを合わせるスキンシップ。

2009年2月 の新刊情報 ガガガ文庫

果たしてどんな出来になっているのか?
とある飛空士への追憶の続編が登場です。

とある飛空士への恋歌 犬村小六
されど罪人は竜と踊る (5) Hard Days & Nights 浅井ラボ
時間商人 不老不死、二度売ります 水市恵
鉄腕バーディー DECODE あの日の小夜香へ 浅川美也 原作:ゆうきまさみ
七歳美郁と虚構の王 II 陸凡鳥
リビングデッド・ファスナー・ロック 瑞智士記

リビングデッド・ファスナー・ロック

タイトル:リビングデッド・ファスナー・ロック(小説:ガガガ文庫)
作者  :みずちしき:瑞智士記
絵師  :あべよしとし:安倍吉俊
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

時間商人 不老不死、二度売ります

タイトル:時間商人 不老不死、二度売ります(小説:ガガガ文庫)
作者  :みずいちけい:水市恵
絵師  :カズアキ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/02/15 - の記事

ライトノベルの楽しい書き方 3

タイトル:ライトノベルの楽しい書き方 3(小説:GA文庫)
作者  :ほんだとおる:本田透
絵師  :桐野霞
デザイン:?
編集  :?

超絶美少女だが、武道の達人な上にあふれ出す殺気が怖すぎて(単に人付き合いが下手なだけ)人を寄せ付けない流鏑馬剣。家があまりに厳格なために秘密にしているが、らぶらぶでこめこめなライトノベル作家だった! その秘密を知ってしまった同級生の少年・与八雲とのベタなラブコメです。
ちなみに内輪ネタな話ではないので、コアなラノベ読みじゃないと読めない、なんてことはありません。

ラブコメには多かれ少なかれ「それはいくらなんでもありえないだろ」というやりとりがあるものですが、剣のツンデレっぷりはありなさすぎてかえって地球を一周して、原点に返ってきたような感覚で楽しめます。つまりラブコメ好きにはけっこうおすすめできるんじゃないかな?と。
それに意外と締めるところは締めますし、ね。

狼と香辛料 (10)

タイトル:狼と香辛料 (10)(小説:電撃文庫)
作者  :はせくらいすな:支倉凍砂
絵師  :あやくらじゅう:文倉十
デザイン:?
編集  :?

もはや説明するのも野暮なんですが一応。

行商人ロレンスと、賢狼の化身少女・ホロによる、経済という要素を前面に押し出したことと、二人の非常に持って回った愛情表現が特徴のロードノベル。
いつも通りなので、もはや10巻に直接にはあまり関係ないことを好き勝手書いてみるです。

2009年2月 の新刊情報 GA文庫

で・こ・つ・ん★ 野島けんじ
サーベイランスマニュアル4 関涼子
シャムロック 「黒衣のホワイトナイト ですぅ~」 沢上水也
ストレイジ・オーバー3 中尾寛
ゾアハンター6 大迫純一
マップス・シェアードワールド2 ―天翔る船― 葛西伸哉、笹本祐一、新城カズマ、友野詳、西野かつみ、山本弘 原作:長谷川裕一
メイド刑事8 早見裕司
ライトノベルの楽しい書き方3 本田透

メイド刑事8

タイトル:メイド刑事8(小説)
作者  :はやみゆうじ:早見裕司
絵師  :灰村キヨタカ
デザイン:?
編集  :?

(文案整理中)

09/02/14 - の記事

17日夜まで不在です。(その間更新できるかどうかは未定)

ごきげんよう、管理人の極楽トンボです。
14日朝~17日夜まで私用で不在になりますので、その間更新できるかどうかは未定。
本来ならエントリ立てるまでもなかったんですが、前日夜に体調を崩し半死状態だったので、外出前に連絡をとっておくべき方々に全く連絡をとれず……。誠に申し訳ありません。

09/02/13 - の記事

MouRaで、ライトノべルが読みたいっ 第九回を掲載しました。

講談社のMouRaにて、web連載「ライトノベルが読みたいっ」の、第九回が掲載されました。
●恒例のおすすめ&特集記事は『変てこなライトノベルたち』
まあ、なんです。本質的には私はメイドさんとバカ小説があれば満足な人なので……>微妙に理由になっていない

参考:第一回第二回第三回第四回第五回第六回第七回第八回

09/02/12 - の記事

本日の名台詞

「……いつでも殺せるように、ずっとここにいる」


タイトル:ラプンツェルの翼(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?
キャラ :奈々 (302 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品説明は省略しますが、いつものゲーム小説です。

それでは台詞解説。
利害の一致のため、遼一の監視のため、という打算の結果として側にいるのだと宣言している奈々ですが……
この台詞、実は非常に効果的な使われ方をしてます。詳しくは本編を読んでみてください。言ってる意味がわかります。
別にヤンデレの台詞というわけではないのです。

ウィザーズ・ブレイン 7中

タイトル:ウィザーズ・ブレイン 7中(小説:電撃文庫)
作者  :さえぐされいいち:三枝零一
絵師  :純珪一
デザイン:?
編集  :?

さすがにここまで来ると新規参入組はいなさそうなんで、今回は説明省略。

いよいよ物語は佳境に。次々と明かされ始める真実。気象制御衛星や、魔法士誕生に関わる秘密とは!?
とまあ、この段階でかなり重要な新キャラが出てきたりもするわけですが……

出番はあんまりないけど、個人的にはクレアさんの一挙一動に盛り上がってましたええ(爆)

ラプンツェルの翼

タイトル:ラプンツェルの翼(小説:電撃文庫)
作者  :どばししんじろう:土橋真二郎
絵師  :うえだりょう:植田亮
デザイン:?
編集  :?

突然見ず知らずの女性から押しつけられたトランクの中に入っていたのは、一人の少女。
遼一は、拾ってしまったその少女・奈々と、目的がわからないまま生き残りをかけたゲームに挑むことになる。

あれです、一言で表せば、いつもの土橋のいつものゲーム小説です。
Grippal Infektの感想は、もっともこの本に対して感じたことを上手く言い表してくれてるんじゃないかと思うんで、ここさえ読めばokかも?(笑)

09/02/11 - の記事

本日の名台詞

「もっと先へ……《加速》したくはないか、少年」


タイトル:アクセル・ワールド 1(小説:電撃文庫)
作者  :かわはられき:川原礫
絵師  :ひま:HIMA
デザイン:?
編集  :?
キャラ :《黒雪姫》 (29 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

作品の説明は省略で。

それでは台詞解説。
限られた人間だけが、ネットの空間で「加速」することができるのですが、その空間に立つ資格があるかどうか? まあそんな感じで。

アクセル・ワールド 1

タイトル:アクセル・ワールド 1(小説:電撃文庫)
作者  :かわはられき:川原礫
絵師  :ひま:HIMA
デザイン:?
編集  :?

かなりこってりしたサイバーな設定を持ちながらも、やってること自体はネット空間内でのガチンコバトルというエンタメ一直線。
ガジェットを存分にハッタリとして使いつつも、あくまで本質はど付き合いと少年の成長に絞っているのがポイントですね。
太っていて、イジメも受け続け自分のことをどこまでもネガティブにしか見られない中学生の少年・ハルユキが、校内一の美少女と名高い先輩<黒雪姫>と出会ったことで、大きく変わっていくボーイミーツガールな物語です。
さすがに乱発しすぎので自重しようと思いつつ、やっぱり赤枠おすすめで。

09/02/10 - の記事

葉桜が来た夏 3

タイトル:葉桜が来た夏 3(小説:電撃文庫)
作者  :なつみこうじ:夏海公司
絵師  :もりいしづき:森井しづき
デザイン:?
編集  :?

なんというツンデレ! いや、学(男)の方だけどね?
作品がはじまった当初は、葉桜こそツンデレだと思っていたんですが、とんでもない甘い読みでした。
学の方がよっぽど葉桜より感情を表に出さない癖に、葉桜のことがきになってしょうがないラブラブっぷりですよ?

というわけで、不幸なファーストコンタクトが引き金で死闘を繰り広げ、今は停戦して交流を続けている異星人・アポストリと人間。
ふたつの種族で行われる「共棲」と呼ばれる関係になった、人間の少年・学とアポストリの少女・葉桜のボーイミーツガールなSFです。
もーね、これは理屈じゃないね。このカップルが好きで好きでしょうがない!

ウェスタディアの双星 4

タイトル:ウェスタディアの双星 4(小説:電撃文庫)
作者  :おがわまさたけ:小河正岳
絵師  :つゆき:津雪
デザイン:?
編集  :?

小国であるウェスタディア王国に次から次に降りかかる苦難を、ウェスタディアの双星と呼ばれることになる、アルファーニとバドエルという二人の英雄を柱にしながら切り抜けていく星間戦記もの。
こうしたSF戦記ものはどうしてもSF的な設定が先に立って敷居が高くなりがちなんですが、このシリーズはそうした設定は必要最小限(ほんとに半端なく出てきません)にしてエンタメの要素を前面に持ち出しているのが特徴で、とっつきやすく物語展開への一喜一憂に専念できるというわけです。

今回は、ルシリア王女の真価が発揮されます。
あ、誰かに似てると思ったら「でたまか」のメイ王女だよ! ほんとに、心から博愛主義者なんだなあ。

09/02/09 - の記事

本日の名台詞

「ぬはっ、はっ、ぬは、ぬはははははははははははははははははははッ、おまえら都市の怪物どもはぐるぐる溶けて混ざってバターになれ。ひしめきあってぶつかりあって、もっともっと無限に殖えろ!」


タイトル:東京ヴァンパイア・ファイナンス(小説:電撃文庫)
作者  :しんどうじゅんじょう:真藤順丈
絵師  :ささきしょうねん:佐々木少年
デザイン:?
編集  :?
キャラ :万城小夜 (243 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

超低金利無資格審査という、おかしな090金融を巡る群像劇。
とにかく出てくる人間がみんな個性的。

それでは台詞解説。
街の怪物ってのは、自分が金を貸した相手のことです。なんで「怪物」なのかは、たぶん本編読まないと分かりづらいでしょうが、主人公(あるいはヒロ……イ…ン?)のぶっとんだ言動の一端が見えてくるのではないかと。

東京ヴァンパイア・ファイナンス

タイトル:東京ヴァンパイア・ファイナンス(小説:電撃文庫)
作者  :しんどうじゅんじょう:真藤順丈
絵師  :ささきしょうねん:佐々木少年
デザイン:?
編集  :?

とんでもないくせ球ですが、おもしろかった!
街の裏側で、様々な事情で身動きが取れなくなった面々に訪れる急転直下の運命を描く、群像劇です。
登場人物がはなっから『萌え』を投げ捨てた漢らしい仕様になってますが、老人、OLと縁遠いやばめな職業の女、女に貢ぎまくって人生投げかかってる男など、一筋縄ではいかない魅力を備えたキャラがいっぱいです!

タイトルと表紙の印象に偽りなし。そのイメージで買ってしまってok!

09/02/08 - の記事

本日の名台詞

「地球の裏側にだって、行く方法はあるのにな」


タイトル:パララバ―Parallel lovers(小説:電撃文庫)
作者  :しずきとおか:静月遠火
絵師  :こしじまはぐ:越島はぐ
デザイン:?
編集  :?
キャラ :村瀬一哉 (251 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

私の死んだ世界と、彼の死んだ世界。
二つの平行世界は携帯電話だけで繋がっている……
緻密に計算された物語であり、切ない青春ストーリーでもあります。おすすめ。

それでは台詞解説。
同じ世界であれば、どうやってでも行くことが出来るのに平行世界ではそれは叶わない。
……この台詞、字面だけだとあんまりピンと来ないかも知れませんが、実際の場面で目にするとかなり来ます。

パララバ―Parallel lovers

タイトル:パララバ―Parallel lovers(小説:電撃文庫)
作者  :しずきとおか:静月遠火
絵師  :こしじまはぐ:越島はぐ
デザイン:?
編集  :?

ちょっと不思議系の恋愛ものかな?と思ったら、甘かった!

ストーリー重視派ならば、この作品は絶対に読んだ方がいいです。
非常に緻密に構築された逸品。

この作者は、創作活動を始める大きなきっかけに「タイム・リープ」があったとあとがきで書いていますが、なるほどそれもうなずけますね。
というか、「タイム・リープ」と聞いて反応できる人も当然のように買いでしょう。
ミステリのように、いくつも蒔かれた伏線が徐々に収束していきラスト近辺の盛り上がりといったら!
いきなり連発しちゃってますが、やっぱり赤枠おすすめで。

09/02/07 - の記事

本日の名台詞

「………………やめんな」
「……えっ?」
「もう、冷めたつもりでいた。バスケに未練なんて、これっぽっちも無いって。そう自分に言い聞かせてた。けど、てんでダメだった。とてもじゃないけど無理だった!
無理なんだ、智花。俺は、君を、見過ごせない」
「……すばる、さん?」
「お願いだ。辞めないでくれ、バスケ。ダメだ智花。君は、バスケを辞めちゃダメな人間だ。バスケだ出来る場所が一つしか無いのなら、君はそれを手放しちゃダメだ」


タイトル:ロウきゅーぶ!(小説:電撃文庫)
作者  :あおやまさぐ:蒼山サグ
絵師  :てぃんくる
デザイン:?
編集  :?
キャラ :長谷川昴&湊智花 (192 P)



 ▼本日の作品&台詞解説▼

小学生にバスケ教える「ロリ」という卑怯な餌をぶらつかせつつ、敷居は低く、でも熱くなれるスポ根もの。
挿絵がどうみてもバスケとなんの関係もないのは仕様です。ここはむしろ勝てないスポ根(苦笑)を勝てる代物に仕立てあげた電撃に素直に賞賛を送りたいと思います。

それでは台詞解説。
既に表紙絵や挿絵、制御された本文で敷居の低さは十分提示できていると思うんで、スポ根成分もちゃんと入ってますよ!というアピールで台詞をあげてみました。なんとなく状況は分かると思うのであえて細かくは説明しません。バスケ好き同士、そこには通じるものがあるようです。

ロウきゅーぶ!

タイトル:ロウきゅーぶ!(小説:電撃文庫)
作者  :あおやまさぐ:蒼山サグ
絵師  :てぃんくる
デザイン:?
編集  :?

スポ根大好きな私にとっては「籠球」などという単語が入った時点で読むしかねーぜ!って感じだったのですが……

なるほど、これは上手いスポ根です。あざとく(褒め言葉)、そして今の御時世をものともせず(笑)、ロリという選択肢で攻めてくるとは!
なるほど、コーチね。
そして、ロリという単語は一種の釣りのようなもので中身はしっかり「燃え」られるストーリーです。
スポ根という自分補正も入っているんで、赤枠でおすすめです。

たま◇なま~キミは、何故生きている?~

タイトル:たま◇なま~キミは、何故生きている?~(小説:HJ文庫)
作者  :ふゆきしのぶ:冬樹忍
絵師  :魚
デザイン:?
編集  :?

宇宙から降ってきた鉱物型生命体の欠片が人に寄生・融合、その中の一人である少女・由宇が人と触れ合っていく中で、不死と無限の時間を持つ鉱物とは違う自意識やものの考え方を獲得いていくボーイミーツガールな物語。これにて完結です。

あまりに無限の時を生きすぎて強烈な「自死」という概念に囚われてしまっている鉱物生命体の意識に、みんなが次々引きずり込まれていく中で透は、そして人間はどうなってしまうのか?
最後の最後まで「自死」というテーマを引っ張り続け、どこかにダークなイメージを残していましたが、最後は由宇が頑張ってくれました。